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「採血をする理由」について

皆様こんにちは。院長の高山哲朗です。今回の院長コラムは「採血をする理由」についてです。

採血の意味

採血、血液検査を定期的に行っていただいております。一回の採血量は項目によっても異なりますが、3mLから15mL程度です。

採血には体調が悪い時、その原因を探るという意味がまずあります。もう一つは自分では自覚していない不調などをみつけるという意味があります。

多くの臓器はなかなか症状を出さない

肝臓は沈黙の臓器として有名かと思います。実はほかの多くの臓器も我慢強く、多くの場合病気も初期にはほとんど症状が出てきません。

主な項目の意味

末梢血(白血球、赤血球、血小板):感染症など炎症があるときに白血球が上昇します。重症となると下がることもあります。変動が大きくこれまでの経過で考えることが大切です。症状によっては白血球の内訳をみることもあります。貧血では赤血球が下がります。医師は主にHb(ヘモグロビン)の値を指標にします。他の項目と併せて原因を推測します。血小板は血を固める成分ですが、肝臓の病気で下がることもあります。

肝機能:沈黙の臓器といわれる肝臓はよほど状態が悪くなるまで症状が出てきません。しかし、薬は肝臓で分解するものが多く、副作用で肝機能が悪くなることがあります。

腎機能:かなり進行しないと症状は出てきません。また、腎臓は一度悪くなると元に戻す方法がまだありません。肝臓同様、薬の副作用で悪化することもあり、定期的に確認しています。

糖尿病:現在は主に血糖値ではなくHbA1cを指標に治療を行っています。糖尿病も初期は全く自覚できません。放置すると合併症が徐々に起きてきます。治療中の方、生活習慣病を抱えている方では定期的に確認しています。

コレステロール:現在は主にHDLコレステロール(善玉コレステロール)、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)、中性脂肪(TG)の値で評価を行っています。薬を飲まれている方では副作用で筋肉が溶けることもありCKという筋肉の酵素も定期的に確認を行っています。

おわりに

血液検査の項目は無数にあります。そのうち、保険で行える範囲というものが決まっているため、いくつでも検査できるというわけではありません。できる限り適切にかつ早期発見できるよう努めていきたいと思います。

投稿日:2017年12月26日  カテゴリー:お知らせ, 院長コラム

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