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「糖尿病」について

皆様こんにちは。院長の高山哲朗です。
久しぶりとなってしまいました今回は「糖尿病」についてです。

現在、糖尿病患者数は1,000万人、予備群1,000万人と推定されています。
年末年始を過ぎ、日本人は1月になると糖尿病が悪化するというデータもあります。今回は糖尿病(主に2型糖尿病)についてお伝えします。

定義

糖尿病は大きく1型糖尿病と2型糖尿病に分けられます。
1型糖尿病は自己免疫疾患の一つで難病です。2型糖尿病はいわゆる生活習慣病で、遺伝も関係します。

定義は「空腹時血糖126mgdL以上、糖尿病の負荷検査でブドウ糖を飲んだ2時間後の血糖値が200mg/dL以上または随時血糖200mg/dL以上かつHbA1c 6.5%以上」です。

HbA1cとは1~2か月間の血糖値を反映する値で、血液検査で知ることができます。

原因

血糖値を下げるインスリンは膵臓のβ細胞から分泌されます。徐々にこのインスリン分泌が低下することが原因です。

遺伝に加え、食事や乱れた生活習慣によって過剰な糖分にさらされ膵臓のβ細胞が疲弊し、インスリン分泌が弱ることでも発症します。

症状

初期には症状はありません。ひどくなると、口渇、多飲、多尿といった症状が出てきます。さらにひどくなると血液中の糖分を吸収できず体重が減ります。急に悪化した場合には意識が昏睡することもあります。

三大合併症:し・め・じ

糖尿病は心筋梗塞や脳梗塞のリスクですが、さらに下記の三大合併症があります。

  • 神経障害(し)…手足のしびれ→足の痛みに気付かず壊死→下肢切断
  • 網膜症(め)…失明原因で最多
  • 腎症(じ)…透析導入原因の最多

糖尿病は放置すると3年で痺れが出て、5年で失明し、7年で透析になると言われています。

治療

基本は食事と運動です。様々な飲み薬、インスリン注射により血糖をコントロールします。

最近の話題

近年出たSGLT2阻害薬という血中の糖分を尿に排泄させる薬剤は効果が高く、概ね3kg程度やせます。心不全の予防にも効果があり大変注目を集めています。

また、毎回針を刺す必要のない血糖測定器も開発されています。

さいごに

2型糖尿病は予防と生活習慣改善が何よりも重要です。是非予防、治療に努めてください。

投稿日:2019年2月5日  カテゴリー:お知らせ, 院長コラム

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