東京都葛飾区の睡眠時無呼吸症候群/睡眠専門外来(いびき・CPAP)|金町駅から徒歩3分の葛飾かなまち慈優クリニック

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いびき・眠気でお悩みの方へ|睡眠外来でご相談いただけます

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「家族から、いびきがうるさいと言われるようになった」

「寝ているときに呼吸が止まっていると言われた」

「十分寝ているはずなのに、朝から疲れている」

「仕事中や運転中に強い眠気を感じる」

このような症状があっても、「いびきだけで病院を受診してよいのだろうか」「単なる寝不足では?」と、受診を迷われる方は少なくありません。

いびきは、疲労や飲酒、鼻づまりなどによって一時的に起こることもあります。

一方で、毎晩のように大きないびきが続く場合や、睡眠中の無呼吸を指摘されている場合には、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が関係していることがあります。

睡眠時無呼吸症候群では、いびきだけでなく、熟睡感の乏しさ、日中の眠気、疲労感などがみられることがあります。

かなまち慈優クリニック葛飾の睡眠外来では、「睡眠時無呼吸症候群かどうかわからない」「CPAP(シーパップ)が必要なのかわからない」という段階からご相談いただけます。

症状や生活状況、持病などを伺ったうえで、検査の必要性を検討していきます。

このような症状はありませんか?

睡眠時無呼吸症候群の症状は、寝ている間だけに現れるわけではありません。

夜間・起床時・日中に分けて、ご自身の状態を確認してみてください。

夜にみられる症状

  • 家族やパートナーから「いびきがうるさい」と言われる
  • ほぼ毎晩のように大きないびきをかいている
  • 「寝ている間に呼吸が止まっている」と指摘された
  • 呼吸が止まったあと、大きないびきや息苦しそうな呼吸がみられる
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 夜間に何度もトイレへ行く
  • 寝汗をかくことが多い
  • 息苦しさを感じて目が覚めることがある

睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中に呼吸が止まったり浅くなったりすることで、睡眠が細かく分断されることがあります。

本人は目が覚めたことを覚えていない場合もあり、「一晩中寝ているつもりなのに、十分休めていない」という状態になることがあります。

朝にみられる症状

  • 朝起きても疲れが残っている
  • しっかり寝たはずなのに熟睡した感じがしない
  • 起床時に頭痛がある
  • 朝、口やのどが乾いている
  • 起きた直後から体がだるい
  • すっきり目覚められないことが多い

睡眠時間を十分に確保していても、睡眠中の呼吸が安定していないと、睡眠の質が低下することがあります。

そのため、「7~8時間寝ているから睡眠は問題ない」とは限りません。

朝の頭痛や口の渇き、熟睡感の乏しさなども、睡眠時無呼吸症候群でみられる症状のひとつです。

日中にみられる症状

  • 会議中やデスクワーク中に眠くなる
  • 昼食後だけではなく、午前中から眠気を感じる
  • テレビを見ていると眠ってしまう
  • 電車やバスに乗るとすぐ眠ってしまう
  • 運転中に眠気を感じることがある
  • 集中力が続かなくなった
  • 仕事でミスが増えた気がする
  • 日中の倦怠感や疲労感が続いている

日中の強い眠気は、単なる睡眠不足だけでなく、睡眠時無呼吸症候群など睡眠の質に関係する病気によって生じることもあります。

特に運転中や危険を伴う作業中に眠気を感じる場合には、安全面にも関わるため、早めに医療機関へ相談することをご検討ください。

睡眠中の異常は、ご本人では気づきにくいことがあります

睡眠時無呼吸症候群の特徴のひとつが、ご本人が睡眠中の状態を把握しにくいことです。

「いびきはかいているらしいけれど、自分ではわからない」

「呼吸が止まっていると言われても、苦しくて目が覚めた記憶はない」

という方も珍しくありません。

そのため、診察ではご本人の症状だけでなく、

  • いびきの大きさや頻度
  • 無呼吸を指摘されたことがあるか
  • 呼吸が止まっている時間
  • 息苦しそうに呼吸を再開しているか
  • 寝相や中途覚醒
  • 日中の眠気

など、ご家族やパートナーから見た睡眠中の様子も大切な情報になります。

ご家族から「最近いびきが大きくなった」「何度も呼吸が止まっているように見える」と言われた場合には、一度睡眠の状態について確認してみることをおすすめします。

「いびき=睡眠時無呼吸症候群」とは限りません

いびきをかいている方が、すべて睡眠時無呼吸症候群というわけではありません。

疲れているときや飲酒後などに一時的にいびきをかくこともあります。また、鼻づまりや口呼吸、体重増加、あごや舌など気道周囲の形態が関係していることもあります。

反対に、睡眠時無呼吸症候群があっても、「日中の眠気をあまり感じない」「自分では特に困っていない」という方もいます。

そのため、「いびきがあるかどうか」「眠気が強いかどうか」だけで判断せず、症状、体格、持病、睡眠中の様子などを確認しながら、必要に応じて検査を行うことが大切です。

高血圧や糖尿病などで治療中の方もご相談ください

睡眠時無呼吸症候群は睡眠だけの問題ではなく、高血圧や糖尿病などの生活習慣病、循環器疾患との関連も報告されています。

特に、

  • 高血圧の治療を続けている
  • 2型糖尿病がある
  • 脂質異常症を指摘されている
  • 肥満や体重増加が気になる
  • 心臓や血管の病気について治療を受けている

といった方で、さらに「いびき」「無呼吸の指摘」「日中の眠気」がある場合には、睡眠の状態についても一度相談することをご検討ください。

内科の睡眠外来では、睡眠だけを切り離して考えるのではなく、血圧や体重、生活習慣、持病なども含めて全身の状態を確認していきます。

検査が必要かわからない段階でも受診できます

「いきなりCPAP(シーパップ)を勧められるのでは?」

「睡眠時無呼吸の検査を受けるかまだ決めていない」

という方もいらっしゃると思います。

受診したからといって、すべての方がすぐに検査やCPAP治療を始めるわけではありません。

まずは問診・診察で、

  1. いびきや無呼吸の有無
  2. 日中の眠気や疲労感
  3. 普段の睡眠時間や生活リズム
  4. 体重や体格の変化
  5. 高血圧・糖尿病などの持病
  6. 現在服用している薬

などを確認します。

そのうえで睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には、必要に応じてご自宅で行う簡易睡眠検査などを検討します。簡易検査でさらに詳しい評価が必要と判断された場合には、精密検査についてご案内することがあります。学習資料でも、自宅で行う簡易検査と、脳波などを含めて睡眠状態を詳しく調べる精密検査(PSG)が段階的に用いられることが説明されています。

検査の必要性や治療方法は、症状や検査結果によって異なります。

「いびきがうるさい」だけでも、睡眠を見直すきっかけになります

いびきは、本人よりもご家族が先に気づくことの多い症状です。

「家族に迷惑をかけているだけだから」

「自分は眠れているから問題ない」

と考えて、そのままにしている方もいらっしゃいます。

しかし、いびきの背景に睡眠中の呼吸障害がないかを確認することで、ご自身の睡眠状態を知るきっかけになります。

「この程度で睡眠外来を受診してよいのかな」という段階でも構いません。

東京都葛飾区・金町駅の(いびき)睡眠外来専門のかなまち慈優クリニック葛飾では、いびき、睡眠中の無呼吸、日中の眠気などについてご相談いただけます。症状や生活状況を確認し、診察内容を踏まえて睡眠時無呼吸症候群の検査が必要かどうかを検討します。

いびき・睡眠について気になることがある方へ

家族からいびきがうるさいと言われた方、睡眠中の無呼吸を指摘された方、十分寝ても日中の眠気が続く方は、一度ご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

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睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)とは、眠っている間に呼吸が止まったり、呼吸が浅くなったりする状態を繰り返す病気です。

睡眠中に呼吸が十分にできない状態が繰り返されると、体が酸素不足になったり、本人が自覚しないまま眠りが何度も浅くなったりすることがあります。

そのため、しっかり睡眠時間をとっているつもりでも、

  • 朝起きても疲れが残っている
  • 熟睡した感じがしない
  • 日中に強い眠気を感じる
  • 集中力が続きにくい
  • 朝に頭痛がある

といった症状につながることがあります。

一方で、睡眠時無呼吸症候群は自分では気づきにくい病気でもあります。

「家族から、いびきがうるさいと言われた」

「寝ている間に呼吸が止まっていると言われた」

というご家族やパートナーからの指摘が、受診のきっかけになることも少なくありません。

なぜ睡眠中に呼吸が止まるのでしょうか?

睡眠時無呼吸にはいくつかの種類がありますが、代表的なのが閉塞性睡眠時無呼吸(OSA:Obstructive Sleep Apnea)です。

眠っている間は、起きているときに比べて舌やのど周辺の筋肉がゆるみます。

その際、舌の付け根が後方へ落ち込んだり、のどの奥が狭くなったりすると、鼻から肺へ空気を送る通り道である「上気道」が狭くなることがあります。

気道が狭くなると空気が通りにくくなり、さらに閉塞すると呼吸が一時的に止まります。呼吸が再開したあとも同じことを繰り返すことで、睡眠が細かく分断されてしまうことがあります。

正常な睡眠中の呼吸

鼻・口 → のど → 気管 → 肺

空気の通り道が保たれ、呼吸が続いている状態です。

閉塞性睡眠時無呼吸の場合

舌やのど周囲の組織が気道側へ寄る

上気道が狭くなる

空気が通りにくくなる

呼吸が浅くなる・止まる

という流れが起こります。

正常時と閉塞性睡眠時無呼吸の気道の違い

睡眠時無呼吸には主に3つのタイプがあります

睡眠中の呼吸障害は、原因によって大きく分けると次のように分類されます。

学習資料でも、閉塞性・中枢性・混合性の3種類に分けて説明されています。

種類どのような状態?特徴
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)のどなど上気道が狭くなり、空気が通りにくくなるいびきを伴うことが多い
中枢性睡眠時無呼吸(CSA)呼吸を調整する仕組みにより呼吸運動が一時的に低下・停止するいびきを伴わないこともある
混合性睡眠時無呼吸閉塞性と中枢性の両方の要素を伴う状態に応じた詳しい評価が必要

睡眠時無呼吸症候群では、特に閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)が多くみられます。

ただし、症状だけでどのタイプかを判断することはできません。診察や睡眠検査の結果を踏まえて評価します。

「いびきがうるさい」と睡眠時無呼吸は関係していますか?

いびきは、鼻からのどへ流れる空気が狭くなった気道を通る際に、のどの組織などが振動することで生じます。

そのため、閉塞性睡眠時無呼吸では、大きないびきが症状のひとつとしてみられることがあります。

特に、

  • 毎晩のように大きないびきをかく
  • 「いびきがうるさくなった」と家族に言われた
  • いびきが急に止まり、その後大きく息を吸う
  • 「寝ている間に呼吸が止まっている」と指摘された

といった場合には、睡眠中の呼吸状態について確認することを検討します。

睡眠時無呼吸症候群は「睡眠だけ」の問題ではありません

睡眠中に無呼吸や低呼吸を繰り返すと、体内の酸素が低下したり、呼吸が再開するたびに体が覚醒反応を起こしたりすることがあります。

こうした状態が続くことは、睡眠の質だけでなく、高血圧や糖尿病、循環器疾患などとの関連も報告されています。学習資料でも、高血圧、糖尿病、心疾患、不整脈など複数の全身疾患との関連が詳しく説明されています。

特に、

  • 高血圧で治療を受けている
  • 糖尿病や脂質異常症がある
  • 体重が増えてきた
  • 心臓や血管の病気がある
  • 大きないびきや無呼吸を指摘されている

という方では、睡眠についても一度確認しておくことが診療の手がかりになる場合があります。

睡眠時無呼吸症候群でみられる症状・サイン

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が止まったり浅くなったりする状態を繰り返す病気です。

「家族からいびきがうるさいと言われる」「寝ている間に呼吸が止まっていると言われた」といった睡眠中の変化だけでなく、朝起きたときの頭痛や熟睡感の乏しさ、日中の眠気・疲労感などとして現れることがあります。学習資料でも、昼間の眠気、寝た気がしない感覚、疲労、不眠、習慣的ないびきなどが睡眠時無呼吸を疑う手がかりとして整理されています。

一方で、症状の感じ方には個人差があります。「日中はそれほど眠くないから大丈夫」とは限らず、ご本人より先にご家族やパートナーが睡眠中の異変に気づくケースもあります。

ご自身の状態を、「睡眠中」「起床時」「日中」の3つに分けて確認してみてください。

睡眠中にみられる症状

睡眠時無呼吸症候群、特に閉塞性睡眠時無呼吸では、眠っている間に舌の付け根やのど周囲によって気道が狭くなり、呼吸が一時的に止まったり、再開したりすることがあります。その際、大きないびきを伴うことがあります。

次のような様子をご家族から指摘されたことはありませんか?

  • 大きないびきを繰り返している
  • 「いびきがうるさい」と言われるようになった
  • 寝ている途中で呼吸が止まっている
  • 呼吸が止まったあと、再び大きく呼吸を始める
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 夜間に何度もトイレへ行く
  • 寝汗が気になる
  • 息苦しそうに眠っていると言われる

特に、「大きないびき → 静かになる → 再び大きく呼吸する」といった変化を繰り返している場合は、睡眠中の呼吸状態について一度確認するきっかけになります。

ただし、いびきをかいている方すべてが睡眠時無呼吸症候群というわけではありません。疲労や飲酒、鼻づまり、口呼吸などでもいびきは起こるため、症状だけで判断せず、必要に応じて睡眠検査で確認します。

朝起きたときにみられる症状

「睡眠時間は確保しているのに、朝から疲れている」という方もいらっしゃいます。

睡眠中の無呼吸や低呼吸によって眠りが十分に深まらない場合、起床時に次のような症状を感じることがあります。

  • 朝起きても熟睡した感じがしない
  • 寝たはずなのに疲れが残っている
  • 起床時に頭痛がある
  • 朝、口やのどが乾いている
  • 起きた直後から体がだるい
  • すっきり目覚められない

特に朝の頭痛は、睡眠時無呼吸でみられる症状のひとつとして学習資料でも取り上げられています。

また、朝の口の渇きが目立つ場合には、睡眠中に口呼吸をしていることがあります。口呼吸や鼻づまりといびきの関係についても、診察時に確認するポイントとなります。

日中にみられる症状

睡眠時無呼吸症候群では、夜に眠っているように見えても睡眠が細かく妨げられ、日中の体調に影響することがあります。

  • 日中に強い眠気を感じる
  • 会議中や仕事中に眠くなる
  • 集中力・注意力が続きにくい
  • 倦怠感や疲労感が続いている
  • テレビや読書中にいつの間にか寝てしまう
  • 運転中に強い眠気を感じたことがある

「最近、仕事に集中できない」「以前より疲れやすい」と感じていても、睡眠が原因だとは気づいていない方もいます。

特に、自動車の運転中や危険を伴う作業中に強い眠気を感じる場合は、安全にも関わります。長く様子を見るのではなく、医療機関への相談をご検討ください。

症状を3つの時間帯で確認してみましょう

睡眠中起床時日中
大きないびき朝の頭痛強い眠気
無呼吸の指摘口・のどの渇き集中力の低下
呼吸が止まった後に再開する熟睡感がない注意力の低下
夜中に何度も目が覚める疲れが残る倦怠感
夜間頻尿すっきり起きられない仕事中・運転中の眠気

1つ当てはまったからといって、睡眠時無呼吸症候群と決まるわけではありません。

症状の頻度や程度、ご家族からの指摘、持病、体格なども踏まえ、必要に応じて検査を検討します。

「眠くないから大丈夫」とは限りません

睡眠時無呼吸症候群というと、「日中にいつも眠っている人の病気」というイメージを持たれるかもしれません。

しかし、症状の現れ方には個人差があります。

たとえば、

  • 家族から無呼吸を指摘されているが、自分では困っていない
  • 大きないびきはあるが、日中の眠気は感じない
  • 朝の疲労感はあるが、年齢や仕事の疲れだと思っている

といった方もいます。

また、眠っている間のことはご本人には確認できません。そのため、ご家族・パートナーからの「いびきが以前より大きくなった」「呼吸が何度も止まっている」という情報も、診察では大切な手がかりになります。学習資料でも、習慣的ないびきの指摘や日中の眠気などを含めて全身的に評価し、必要に応じて睡眠検査へ進む流れが示されています。

睡眠時無呼吸症候群になりやすい方・原因

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「睡眠時無呼吸症候群は、太っている人だけがなる病気」と思われることがあります。

たしかに、肥満や体重増加は閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)と関係する重要な要因のひとつです。しかし、実際には体重だけで決まるわけではありません。

睡眠時無呼吸症候群には、

  • 体格や首まわり
  • あご・舌・のどの形
  • 鼻づまりや口呼吸
  • 飲酒・喫煙などの生活習慣
  • 加齢
  • 一部の薬剤

など、複数の要因が関係します。

そのため、やせている方でも睡眠時無呼吸症候群になることがあります。

「肥満ではないから大丈夫」と自己判断せず、いびきがうるさいと言われる、睡眠中に呼吸が止まっていると指摘される、日中の眠気が続くといった場合には、一度睡眠の状態について確認することが大切です。

体格・気道の形が関係する場合

閉塞性睡眠時無呼吸症候群では、眠っている間に鼻や口から肺へ空気を送る通り道である「上気道」が狭くなることで、無呼吸や低呼吸が起こります。

肥満・体重増加

体重が増えると、首やのどの周囲にも脂肪がつき、睡眠中の気道が狭くなりやすくなることがあります。

特に、

  • 最近体重が増えた
  • 首まわりが太くなってきた
  • 以前よりいびきが大きくなった

という変化が重なっている場合には、睡眠中の呼吸状態について確認するきっかけになります。

肥満は睡眠時無呼吸症候群と関係する代表的な要因ですが、肥満だけが原因ではありません。

あごが小さい・後方にある

下あごが小さい方や、あごが後方に位置している方では、舌を収めるスペースが狭くなり、睡眠中に舌の付け根がのど側へ落ち込みやすくなる場合があります。

これを「舌根沈下(ぜっこんちんか)」といい、閉塞性睡眠時無呼吸の原因のひとつになります。学習資料でも、舌根の落ち込みや、口腔・舌・あごなどの状態が上気道閉塞に関係することが説明されています。

舌・扁桃・のど周囲の形

舌が大きい、扁桃が大きい、のどの空間が狭いなど、気道周囲の形態も睡眠中の呼吸に影響します。

体重だけを見るのではなく、鼻からのど、舌、あごまで空気の通り道全体を考えることが重要です。

鼻づまり・口呼吸といびきの関係

睡眠中の呼吸は、鼻の状態にも影響を受けます。

慢性的な鼻づまり

アレルギー性鼻炎などによって鼻がつまっていると、鼻呼吸がしにくくなり、睡眠中に口呼吸になりやすくなります。

学習資料でも、鼻づまりがあることで口呼吸が主体となり、のどが狭くなりやすくなる可能性について説明されています。

たとえば、

  • 花粉症・アレルギー性鼻炎がある
  • 一年中鼻がつまっている
  • 朝起きると口が乾いている
  • 寝ている間に口が開いていると言われる

という方では、鼻・のどの状態についても確認することがあります。

口呼吸

口を開けて眠ると、舌が後方へ下がりやすくなり、気道が狭くなる場合があります。

その結果、

鼻づまり

口呼吸

舌が後方へ落ち込みやすくなる

気道が狭くなる

いびきや無呼吸につながることがある

という流れが考えられます。

ただし、鼻づまりがある方すべてが睡眠時無呼吸症候群になるわけではありません。症状や睡眠検査の結果を踏まえて判断します。

飲酒はいびきを悪化させることがあります

「お酒を飲んだ日は、いつもよりいびきがうるさいと言われる」という方もいらっしゃいます。

アルコールには筋肉をゆるめる作用があるため、飲酒後は舌やのど周囲の筋肉もゆるみ、睡眠中に気道が狭くなりやすくなることがあります。

学習資料でも、飲酒によって舌やのどの筋肉がゆるみ、舌根が落ち込みやすくなることが、いびきに関係する要因として説明されています。

特に、

  • 就寝直前まで飲酒する
  • 飲酒量が多い
  • 飲んだ日だけいびきが強くなる
  • ご家族から無呼吸も指摘される

といった場合には、飲酒習慣も含めて睡眠状態を確認します。

喫煙との関係

喫煙は鼻やのどの粘膜を刺激し、気道に炎症を起こす要因となることがあります。

学習資料でも、喫煙による気道への刺激や炎症と、いびき・閉塞性睡眠時無呼吸との関連について取り上げられています。

睡眠時無呼吸症候群の診療では、CPAP(シーパップ)などの治療だけを見るのではなく、

  • 喫煙
  • 飲酒
  • 体重
  • 運動
  • 睡眠時間

などの生活習慣についても確認し、その方に必要な見直しを検討します。

睡眠薬などを服用している方は医師へお伝えください

睡眠薬や抗不安薬など、一部の薬剤は睡眠中の呼吸に影響することがあります。

ただし、「睡眠時無呼吸が心配だから」と自己判断で薬を中止することは避けてください。

現在、

  • 睡眠薬
  • 抗不安薬
  • 抗うつ薬
  • その他、眠気を伴う薬

などを使用している場合には、診察時に薬の名前や服用量をお伝えください。

薬剤の影響については、現在の病気や症状、処方目的などを踏まえて医師が判断します。

疲れている日だけ、いびきが強くなることもあります

強い疲労があると、睡眠中に舌やのど周囲の筋肉がゆるみやすくなり、いびきをかきやすくなることがあります。学習資料でも、「疲れ」がいびきの要因のひとつとして説明されています。

そのため、

普段はいびきをかかないが、疲れた日だけいびきをかく

というケースと、

毎晩のように大きないびきをかく

というケースでは、状況が異なります。

特に習慣的ないびきに加えて、睡眠中の無呼吸や日中の眠気がある場合には、睡眠時無呼吸症候群について調べることを検討します。

「痩せているから睡眠時無呼吸ではない」とは限りません

睡眠時無呼吸症候群について、ぜひ知っておいていただきたいのがこの点です。

睡眠時無呼吸は肥満の方だけの病気ではありません

やせている方でも、

  • あごが小さい
  • 下あごが後方にある
  • 舌が気道側へ落ち込みやすい
  • のどの空間が狭い
  • 扁桃が大きい
  • 鼻づまりが強い

といった身体的な特徴によって、睡眠中に気道が狭くなることがあります。

そのため、体型だけで睡眠時無呼吸症候群の可能性を判断することはできません。

こんな方は体型にかかわらずご相談ください

  • 家族から「いびきがうるさい」と繰り返し言われる
  • 寝ている間に呼吸が止まっていると言われる
  • いびきが突然止まり、その後大きく呼吸する
  • 朝起きても疲れが残っている
  • 日中の眠気が強い
  • 起床時の頭痛や口の渇きがある
  • 高血圧や糖尿病などで治療を受けている

該当する項目があるからといって、睡眠時無呼吸症候群と決まるわけではありません。

症状や身体状態には個人差があるため、問診・診察と必要に応じた睡眠検査を踏まえて判断します。

睡眠時無呼吸症候群の原因は一つとは限りません

患者様によっては、

体重増加 + 鼻づまり + 飲酒

あるいは、

あごの形 + 口呼吸 + 加齢

というように、複数の要因が重なっていることがあります。

そのため睡眠外来では、単に「いびきがあるからCPAP(シーパップ)」と考えるのではなく、

確認するポイント主な内容
体格BMI、体重変化、首まわりなど
鼻・のど鼻づまり、口呼吸、気道の状態
生活習慣飲酒、喫煙、睡眠習慣など
症状いびき、無呼吸、日中の眠気
持病高血圧、糖尿病、循環器疾患など
服薬睡眠薬など現在使用している薬

を確認し、必要に応じて検査を行います。

睡眠時無呼吸症候群と全身の健康との関係

睡眠時無呼吸症候群と全身の健康との関係

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、「いびきがうるさい」「夜によく眠れていない」といった睡眠だけの問題ではありません。

特に多くみられる閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)では、眠っている間に呼吸が止まったり浅くなったりすることで、血液中の酸素が低下し、呼吸が再開するたびに睡眠が浅くなる「覚醒反応」が繰り返されます。

こうした状態は自律神経や循環器系にも影響し、高血圧をはじめとする生活習慣病や心血管疾患との関連が知られています。 日本呼吸器学会の診療ガイドラインでも、OSA と高血圧、2 型糖尿病、脂質異常症、心血管障害などについて個別に検討されています。

そのため睡眠外来では、いびきや日中の眠気だけを見るのではなく、血圧、体重、血糖値、持病、服薬状況なども含めて全身の状態を確認することが大切です。

睡眠時無呼吸症候群と高血圧の関係

通常、睡眠中は身体が休息する時間となり、血圧も低下する傾向があります。

しかし、睡眠時無呼吸によって呼吸が止まると、

無呼吸・低呼吸

血液中の酸素が低下

身体が覚醒反応を起こす

交感神経が活性化する

心拍数や血圧が変動する

という反応が繰り返されます。

このような夜間の負担が、高血圧の発症や血圧コントロールの難しさに関係することがあります。日本呼吸器学会の SAS 診療ガイドラインでも、OSA と高血圧との関係が独立した臨床課題として取り上げられています。

特に、

  • 高血圧の治療を受けている
  • 複数の降圧薬を使用しても血圧が高い
  • 朝の血圧が高いと言われた
  • 高血圧に加えて大きないびきがある
  • 家族から睡眠中の無呼吸を指摘されている

といった場合には、血圧だけでなく睡眠中の呼吸状態についても確認することがあります。

睡眠時無呼吸症候群がある方すべてに高血圧が起こるわけではありません。

また、高血圧にはさまざまな原因があります。診察や検査結果を踏まえて総合的に判断します。

不整脈・心臓や血管の病気との関係

睡眠時無呼吸では、低酸素状態や覚醒反応、胸腔内圧の変化などが繰り返されることで、心臓や血管に負担がかかる可能性があります。

日本循環器学会では、睡眠呼吸障害を循環器診療に関係する病態として位置づけており、高血圧、心房細動などの不整脈、心不全、冠動脈疾患などとの関係についてガイドラインで詳しく検討しています。

そのため、

  • 不整脈を指摘されたことがある
  • 心房細動で治療を受けている
  • 心不全や心筋梗塞などの既往がある
  • 高血圧と睡眠時無呼吸の両方が気になっている

といった方では、必要に応じて睡眠の状態も確認します。

睡眠時無呼吸がこれらの病気を必ず引き起こすという意味ではありません。相互に関連することがあるため、持病を含めて評価することが重要です。

糖尿病・生活習慣病との関係

睡眠時無呼吸症候群は、肥満、2 型糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病とも関連しています。

特に閉塞性睡眠時無呼吸では、肥満によって首や気道周囲に脂肪がつき、気道が狭くなりやすくなる場合があります。

一方で、睡眠中の低酸素や睡眠の分断による交感神経への影響などが、糖代謝にも関係すると考えられています。日本呼吸器学会の診療ガイドラインでも、OSA と 2 型糖尿病、脂質異常症、内臓脂肪との関係がそれぞれ検討されています。

このような方は睡眠についても確認してみましょう

  • 2 型糖尿病で治療を受けている
  • 健康診断で血糖値や HbA1c の異常を指摘された
  • 脂質異常症がある
  • 最近体重が増えてきた
  • メタボリックシンドロームを指摘された
  • さらに「いびきがうるさい」「無呼吸がある」と言われている

生活習慣病と睡眠時無呼吸症候群は、どちらか一方だけを見るのではなく、体重・食事・運動・睡眠などを含めて継続的に管理することが大切です。

東京都葛飾区・金町駅の(いびき)睡眠外来専門のかなまち慈優クリニック葛飾では、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの一般内科診療にも対応しているため、睡眠だけでなく生活習慣病を含めた体調についてご相談いただけます。

日中の強い眠気は、生活や仕事にも影響します

睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中に何度も覚醒反応を繰り返すことで、本人は長時間眠っているつもりでも十分な休息が得られない場合があります。

その結果、

  • 日中に強い眠気がある
  • 会議やデスクワーク中に眠ってしまう
  • 集中力が続かない
  • 注意力が低下したように感じる
  • 仕事や学業でミスが増えた
  • 自動車の運転中に眠気を感じる

といった症状につながることがあります。

日本呼吸器学会の SAS 診療ガイドラインでも、OSA と日中の眠気の関係は重要な診療項目として位置づけられています。

特に運転中の眠気がある場合

「赤信号で止まると眠くなる」

「高速道路を運転していると意識がぼんやりする」

「過去に居眠り運転をしそうになった」

といった場合には、安全に関わります。

無理に運転を続けず、日中の強い眠気が続く場合には医療機関への相談をご検討ください。

「日中は眠くない」という方もいます

睡眠時無呼吸症候群というと、強い眠気が必ず現れる病気と思われがちですが、すべての方に明らかな日中の眠気がみられるわけではありません。

日本呼吸器学会も、無呼吸に伴う症状として日中の眠気を挙げる一方、全例にみられるわけではないとしています。

そのため、

  • 日中は普通に仕事ができている
  • 自分では眠気を感じていない
  • 特に困っている症状はない

という場合でも、

「いびきがうるさい」

「寝ていると呼吸が止まる」

と繰り返し指摘されている場合には、一度睡眠中の呼吸状態について相談することを検討します。

高血圧や糖尿病を治療中の方は、「睡眠」についても教えてください

内科を受診するときに、

「いびきは関係ないと思って伝えなかった」

という方もいらっしゃいます。

しかし、高血圧や糖尿病などを診療するうえでは、

  • 大きないびきがある
  • 睡眠中に呼吸が止まると言われる
  • 朝起きても疲れている
  • 朝の頭痛がある
  • 日中に強い眠気がある

といった睡眠に関する情報も、診療の手がかりになることがあります。

内科だからこそ、睡眠と全身の状態を一緒に確認します

東京都葛飾区・金町駅の(いびき)睡眠外来専門のかなまち慈優クリニック葛飾では、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病や、健康診断で指摘された検査値の異常についても診療しています。

睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合にも、単に「いびき」だけを見るのではなく、

確認する項目主な内容
睡眠いびき、無呼吸、日中の眠気、睡眠時間
血圧高血圧の有無、治療状況
代謝血糖値、HbA1c、脂質など
体格体重、BMI、最近の体重変化
循環器動悸、不整脈や心疾患の既往など
生活習慣飲酒、喫煙、運動、食生活

などを必要に応じて確認します。

症状によっては血液検査、心電図などを検討し、さらに専門的な診療が必要な場合には連携医療機関へご紹介します。

東京都葛飾区・金町駅の(いびき)睡眠外来専門のかなまち慈優クリニック葛飾では一般内科診療と、必要に応じた専門医療機関との連携を行っています。

CPAP(シーパップ)は「全身の病気を治す機械」ではありません

睡眠時無呼吸症候群について調べていると、CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)という治療を目にする方も多いと思います。

CPAP は、マスクを通して空気を送り込み、睡眠中に気道が閉塞しにくい状態を保つ治療です。

日本循環器学会のガイドラインでは、OSA 患者に対する CPAP について、日中の眠気の改善を目的とした治療が推奨され、降圧作用なども報告されています。

一方で、心血管イベントの予防効果については患者背景や CPAP の使用状況なども関係し、すべての方に同じ効果を保証できるものではありません。

そのため、

「高血圧だから CPAP」

「糖尿病だから CPAP」

と決めるわけではありません。

睡眠検査による無呼吸の程度、自覚症状、持病などを確認したうえで、CPAP が適しているかを判断します。

また、CPAP を使用していても、高血圧や糖尿病などの治療を自己判断で中止することはできません。それぞれの病気について継続的な管理が必要です。

睡眠時無呼吸症候群の検査・診断

「いびきがうるさいと言われた」「寝ている間に呼吸が止まっているようだ」「日中の眠気が強い」――このような症状があっても、実際に睡眠時無呼吸症候群(SAS)なのか、検査を受ける必要があるのかは、ご自身では判断しにくいものです。

東京都葛飾区・金町駅の(いびき)睡眠外来専門のかなまち慈優クリニック葛飾では、ご自宅で行う睡眠時無呼吸症候群の簡易検査に対応しています。まずは症状や生活状況について伺い、検査が必要かどうかを一緒に考えていきます。

STEP 1

まずは問診・診察から始めます

睡眠時無呼吸症候群の診療では、検査の数値だけではなく、普段どのような睡眠をとっているのか、日中にどのような症状があるのかを確認することが大切です。

診察では主に、

  • いびきの頻度や大きさ
  • ご家族から無呼吸を指摘されたことがあるか
  • 日中に強い眠気がないか
  • 朝起きたときに疲れが残っていないか
  • 普段の睡眠時間や生活リズム
  • 夜間に何度も目が覚めないか
  • 高血圧・糖尿病などの持病
  • 現在服用している薬
  • 最近の体重増加や体重変化
  • 飲酒・喫煙などの生活習慣

などを確認します。

特に睡眠中のいびきや無呼吸は、ご本人では気づきにくい症状です。

「いびきが突然止まって、その後大きく息をしている」

「何度も呼吸が止まっているように見える」

といったご家族やパートナーからの情報も、診断を考えるうえで重要な手がかりになります。学習資料でも、日中の眠気だけでなく、習慣的ないびきやご家族からの指摘を含めて評価する流れが示されています。

STEP 2

自宅で行う睡眠時無呼吸の簡易検査

問診や診察から睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には、まずご自宅で行う簡易睡眠検査を検討します。

かなまち慈優クリニック葛飾では、自宅で睡眠中に行う簡易検査に対応しています。

検査機器を装着して普段と同じように眠っていただき、睡眠中の呼吸状態を記録します。

簡易検査で確認する主な項目

機器によって測定項目は異なりますが、主に、

  • 睡眠中の呼吸の状態
  • 無呼吸・低呼吸の頻度
  • 血液中の酸素飽和度(SpO2)の変化
  • 脈拍
  • いびきや体位など

を記録します。

入院せず、ご自宅で普段の睡眠環境のまま検査できることが簡易検査の特徴です。

一方で、簡易検査では通常、脳波などを測定しないため、実際に眠っていた時間や睡眠の深さまで詳しく評価できない場合があります。学習資料でも、自宅で行う簡易検査は簡便である一方、脳波・眼電図・筋電図などを測定しないため、睡眠状態や正確な睡眠時間を把握できないという違いが説明されています。

そのため、簡易検査だけですべてを判断するのではなく、結果によってはより詳しい検査を検討します。

STEP 3

必要に応じて精密検査(PSG)を行います

簡易検査の結果だけでは判断が難しい場合や、より詳しく睡眠状態を確認する必要がある場合には、PSG(終夜睡眠ポリグラフ検査)を検討します。

PSG は、睡眠時無呼吸症候群を詳しく評価するための検査です。

簡易検査で測定する呼吸や酸素飽和度などに加え、

  • 脳波
  • 眼球運動
  • 筋電図
  • 呼吸状態
  • 酸素飽和度
  • 心電図など

複数の情報を一晩記録し、実際にどの程度眠れていたのか、睡眠中にどのような呼吸異常が起きているのかを詳しく確認します。日本呼吸器学会の診療ガイドラインでも、PSG は SAS の診断に用いられる重要な検査として位置づけられています。

かなまち慈優クリニック葛飾での簡易検査後、精密検査が必要と判断された場合には、患者様の状態に応じて対応可能な医療機関との連携を検討します。

簡易検査と PSG の違い

簡易検査PSG(精密検査)
主な場所自宅専門医療機関など
呼吸状態確認する詳しく確認する
酸素飽和度確認する確認する
脳波通常測定しない測定する
睡眠の深さ詳細な評価は難しい評価できる
主な役割SAS の可能性を評価より詳しい診断・重症度評価

「簡易検査で異常があった=すぐ CPAP」というわけではありません。

検査結果や症状によっては、PSG などでさらに詳しく確認したうえで治療方法を検討します。

STEP 4

検査結果から重症度を確認します

睡眠時無呼吸症候群の評価でよく使われる指標が、AHI(Apnea Hypopnea Index:無呼吸低呼吸指数)です。

AHI とは、簡単にいうと、

「睡眠 1 時間あたりに、無呼吸と低呼吸が何回起こったか」

を示す数値です。

たとえば、AHI が 20 であれば、睡眠 1 時間あたり平均 20 回程度の無呼吸・低呼吸が確認されたことを意味します。

日本呼吸器学会では、PSG での AHI について成人では次のような重症度分類を示しています。

AHI重症度の目安
5 以上 15 未満軽症
15 以上 30 未満中等症
30 以上重症

ただし、AHI の数値だけで治療方針を決めるわけではありません。

日中の眠気、いびき、無呼吸の程度、酸素飽和度の低下、年齢、体格、高血圧や糖尿病などの持病、日常生活への影響なども含めて総合的に判断します。

STEP 5

検査結果に応じて治療方法を検討します

検査が終わったら、結果をご説明し、その後の対応を検討します。

検査から治療までの流れ

診察・問診

自宅で簡易睡眠検査

検査結果・重症度を確認

必要に応じて PSG などの精密検査

症状・検査結果に合わせて治療方針を検討

治療方法には、状態に応じて、

  • CPAP(シーパップ)
  • マウスピース(口腔内装置)
  • 体重管理
  • 飲酒など生活習慣の見直し
  • 鼻づまりなど原因となる病気への対応

などがあります。

すべての患者様に同じ治療を行うわけではありません。特に CPAP(シーパップ)は、いびきがあるだけで開始する治療ではなく、睡眠検査の結果や症状などから適応を判断します。

CPAP(シーパップ)治療とは

いびき・眠気でお悩みの方へ|睡眠外来でご相談いただけます

CPAP(シーパップ)は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)、特に閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)に対して行われる代表的な治療法です。正式には「Continuous Positive Airway Pressure」といい、日本語では持続陽圧呼吸療法と呼ばれます。日本呼吸器学会でも、中等症~重症の閉塞性睡眠時無呼吸症候群に対して広く用いられる標準的な治療法として紹介されています。

「いびきがうるさいと言われたら、すぐに CPAP を使うの?」

「一度始めたら、ずっと続けなければならない?」

「マスクをつけたまま眠れるか不安」

このような疑問を持つ方も少なくありません。

CPAP は、いびきがあるだけで始める治療ではありません。睡眠検査の結果、睡眠時無呼吸症候群の重症度、日中の眠気などの症状、持病などを確認したうえで、治療が適しているかを判断します。

CPAP はどのような仕組みの治療ですか?

閉塞性睡眠時無呼吸症候群では、眠っている間に舌やのど周囲の組織などによって上気道が狭くなり、呼吸が止まったり浅くなったりします。

CPAP では、就寝時に鼻などにマスクを装着し、専用の機械からチューブを通して圧力をかけた空気を気道へ送り込みます。

イメージとしては、

CPAP 本体

チューブ

マスク

空気を送り込む

睡眠中の気道を開いた状態に保ちやすくする

という仕組みです。

空気そのものに酸素を加える治療ではなく、空気の圧力を利用して、睡眠中に気道が閉じにくい状態を保つ治療です。圧力は患者様の状態に合わせて設定されます。

CPAP(シーパップ)治療の仕組み

CPAP 治療を検討するのはどのような場合?

「いびきがうるさい」という理由だけで、すべての方に CPAP を使用するわけではありません。

まず、いびき、睡眠中の無呼吸、日中の眠気などから睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には、簡易睡眠検査や必要に応じた精密検査を行います。

そのうえで、

  • 睡眠検査で確認された無呼吸・低呼吸の程度
  • AHI(無呼吸低呼吸指数)
  • 血液中の酸素の低下
  • 日中の眠気や疲労感
  • 日常生活への影響
  • 高血圧などの合併症
  • 年齢や身体状態

などを確認し、CPAP が適しているかを検討します。日本呼吸器学会の診療ガイドラインでも、CPAP の適応は OSA の重症度や症状などを踏まえて判断する考え方が示されています。

「CPAP が必要=とても重い病気」と決めつける必要はありません

CPAP を勧められると、「自分はかなり重症なのでは」と不安になる方もいらっしゃいます。

しかし、治療方針は単に「重い・軽い」だけで決めるものではありません。睡眠検査の数値、自覚症状、生活への影響、持病などを総合的に確認して決定します。

CPAP が適している方もいれば、生活習慣の見直しや口腔内装置など、別の治療方法を検討する方もいます。治療内容は患者様の状態により異なります。

CPAP は「使い始めたら終わり」ではありません

CPAP 治療では、機器を渡して終わりではなく、継続して使用できているか、睡眠中の呼吸状態がどのように変化しているかを確認していくことが重要です。

日本呼吸器学会の診療ガイドラインでも、CPAP の使用時間、マスクの選択、加湿、患者教育、遠隔モニタリングなど、治療を継続するための管理が重要な項目として扱われています。

CPAP 治療中に確認する主なポイント

確認する項目主な内容
使用状況何日使用できているか、1 晩あたりの使用時間
呼吸状態機器で確認できる場合は、治療中の AHI など
空気漏れマスク周囲からの大きな漏れがないか
マスクサイズや装着感が合っているか
鼻・のど鼻づまり、乾燥、口の渇きなど
自覚症状日中の眠気、熟睡感、疲労感など
継続の負担装着への違和感、生活上の困りごと

「CPAP が苦しい」「マスクが合わない」と感じたら

CPAP を使い始めた方の中には、最初から違和感なく使用できる方もいれば、慣れるまでに時間がかかる方もいます。

学習資料でも、CPAP 治療中の困りごととして、鼻やのどの乾燥、口の渇き、空気圧への違和感、皮膚への刺激などが挙げられており、治療を続けるためにはこうした問題への対応も重要であることが示されています。

- CPAPでよくあるお悩み -

「マスクが合わない」

マスクが大きすぎたり小さすぎたりすると、空気漏れや圧迫感につながることがあります。

「朝起きるとマスクが外れている」

「顔に跡が残って痛い」

「空気が目の周りに漏れてくる」

といった場合には、装着方法やフィット感を確認します。

「空気圧が強く感じる」

CPAP を使い始めた直後は、普段経験しない空気圧に違和感を覚えることがあります。

圧力について気になる場合も、自己判断で設定を変更するのではなく、使用状況やデータを確認しながら医師へご相談ください。

「鼻や口、のどが乾く」

CPAP による空気の流れや口呼吸などによって、鼻・口・のどの乾燥を感じる場合があります。

機器によっては加湿機能を利用できる場合もあります。また、鼻づまりが強い方では、その原因について確認することも大切です。患者様に合ったマスクの選択や加湿への対応は、CPAP を継続するうえで検討されるポイントです。

「寝返りしにくい」

チューブやマスクが気になり、普段のように寝返りできないと感じる方もいます。

チューブの位置や寝具との関係を見直すことで使いやすくなる場合があります。

CPAP はいつまで続けるのでしょうか?

「CPAP を始めたら一生使わなければならないのでしょうか?」という質問もよくあります。

CPAP は、睡眠時に気道を保つことで無呼吸・低呼吸を抑える治療であり、使用している間に作用する治療です。睡眠時無呼吸症候群そのものの原因をすべて取り除く治療ではありません。

一方で、

  • 体重が大きく変化した
  • 生活習慣を見直した
  • 原因となる鼻・のどの病気を治療した
  • 身体状態が変化した

などにより、睡眠時無呼吸の状態が変わることもあります。

そのため、CPAP をいつまで使用するかについては一律ではありません。必要に応じて状態を再評価し、治療を継続するかどうかを判断します。「調子が良くなったから」と自己判断で中止するのではなく、医師へご相談ください。

日本呼吸器学会のガイドラインでも、CPAP 中断後の OSA 再発について独立した項目が設けられています。

CPAP 治療で大切なのは「続けられる方法を考えること」

CPAP は、毎晩の睡眠時に使用する治療です。

そのため、治療効果だけではなく、患者様が日常生活の中で無理なく継続できるかという視点も大切になります。

「マスクが苦しいから自分には無理」

「何日か使えなかったから治療をやめよう」

「鼻がつまるので装着できない」

と感じた場合にも、すぐに治療を諦める必要はありません。

マスクの装着状態、空気漏れ、乾燥、鼻づまり、機器の使用状況などを確認し、何が継続を難しくしているのかを整理します。学習資料でも、CPAP 治療では機器を使用するだけではなく、継続的なフォローや使用上の問題への対応が重要な要素として扱われています。

「いびきがうるさい」だけで CPAP が必要とは限りません

CPAP について調べている方の中には、

「家族からいびきがうるさいと言われたので、CPAP を使った方がいい?」

「睡眠時無呼吸症候群かもしれないけれど、検査を受けていない」

「CPAP が必要な程度なのかわからない」

という方もいらっしゃいます。

まず必要なのは、CPAP を使うことではなく、睡眠中にどの程度の呼吸障害が起きているのかを確認することです。

東京都葛飾区・金町駅の(いびき)睡眠外来専門のかなまち慈優クリニック葛飾では、いびき、睡眠中の無呼吸、日中の眠気などについてご相談いただき、必要に応じて睡眠検査を検討します。検査結果や症状、身体状態を踏まえ、CPAP を含めた治療方法についてご説明します。

CPAP について不安や疑問がある方へ

「CPAP が必要かわからない」という方も、すでに CPAP を使用していてマスクや乾燥などにお困りの方もご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群は、検査結果や症状によって治療方法が異なります。現在の睡眠状態を確認したうえで、その方に合った治療・管理方法を検討していきます。

CPAP をご検討・治療中の方へ

CPAP が必要か知りたい方、使用中のマスクや乾燥などでお困りの方も、検査結果や使用状況を確認しながら今後の管理について検討します。

よくあるご質問|いびき・睡眠時無呼吸症候群・CPAP について

「いびきがうるさいと言われたけれど、何科を受診すればよい?」「睡眠時無呼吸の検査は自宅でできる?」「CPAP(シーパップ)は一生必要?」など、睡眠外来を受診する前によくいただく疑問をまとめました。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状や重症度には個人差があります。以下は一般的な目安ですので、実際の検査や治療については診察結果を踏まえて判断します。

Q1. いびきは何科を受診すればよいですか?

いびきだけが気になる場合は耳鼻咽喉科が適していることがありますが、睡眠中の無呼吸や日中の眠気を伴う場合は、睡眠外来や呼吸器内科・内科でもご相談いただけます。

Q2. いびきをかいているだけでも睡眠外来を受診できますか?

はい。「いびきだけで受診してよいかわからない」という段階でもご相談いただけます。

ただし、いびきをかく方すべてが睡眠時無呼吸症候群というわけではありません。飲酒、疲労、鼻づまり、体格などによっていびきが起こることもあります。

Q3. 睡眠時無呼吸症候群にはどのような症状がありますか?

代表的な症状には、大きないびき、睡眠中の無呼吸、夜間頻尿、起床時の頭痛、熟睡感の乏しさ、日中の眠気や倦怠感などがあります。

Q4. 睡眠時無呼吸症候群の検査は自宅でもできますか?

はい。睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には、携帯型装置を使った簡易検査を自宅で行う方法があります。

Q5. 痩せていても睡眠時無呼吸症候群になることはありますか?

はい。肥満ではない方でも睡眠時無呼吸症候群になることがあります。

Q6. CPAP(シーパップ)はどのような治療ですか?

CPAP(Continuous Positive Airway Pressure:持続陽圧呼吸療法)は、マスクを通して圧力をかけた空気を気道へ送り、睡眠中に気道が閉じにくい状態を保つ治療です。

Q7. CPAP は一生使い続けなければいけませんか?

CPAP を使用する期間は、一律に「一生」と決まっているわけではありません。

CPAP は、使用している間に空気圧で気道を保つ治療です。そのため、自己判断で中断すると睡眠時無呼吸が再びみられる場合があります。日本呼吸器学会の SAS 診療ガイドラインでも、「CPAP 治療の中断による OSA の再発」が診療上の重要項目として取り上げられています。

Q8. CPAP を使っていて鼻やのどが乾く場合はどうすればよいですか?

CPAP 治療中には、鼻やのどの乾燥、口の渇き、マスクの違和感、空気圧が気になるといったお悩みが生じることがあります。学習資料でも、これらは CPAP を継続する際にみられる困りごととして挙げられています。

Q9. 高血圧や糖尿病がある場合、睡眠時無呼吸の検査を受けた方がよいですか?

高血圧や糖尿病があるという理由だけで、すべての方に睡眠検査が必要になるわけではありません。