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炎症性腸疾患

炎症性腸疾患(IBD)専門外来

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炎症性腸疾患(IBD)専門外来

東京・葛飾区で炎症性腸疾患(IBD)について相談できる消化器内科

炎症性腸疾患(IBD)は、腸管に慢性的な炎症が起こり、腹痛、下痢、血便、体重減少などの症状を繰り返す病気の総称です。

一時的な腸炎と症状が似ていることもあり、症状だけで炎症性腸疾患かどうかを判断することはできません。感染性腸炎、過敏性腸症候群、薬剤性腸炎、大腸ポリープ、大腸がんなど、ほかの病気との区別も必要です。

東京・葛飾区の炎症性腸疾患(IBD)専門外来の葛飾かなまち慈優クリニックでは、炎症性腸疾患が心配な方や、すでに診断を受けて継続的な通院先をお探しの方のご相談に対応しています。

症状の経過、血液・便検査、内視鏡所見、これまでの治療内容などを確認し、必要に応じて専門医療機関と連携しながら診療方針を検討します。

このような方はご相談ください

  • 血便、下痢、腹痛などが長く続いている
  • 症状が良くなったり悪くなったりする
  • 炎症性腸疾患の可能性を指摘された
  • すでに診断を受けて治療を継続している
  • 転院や専門医療機関との併診を検討している
  • 現在の薬や今後の治療について相談したい

潰瘍性大腸炎

現在日本には10万人を超える患者さんがいるとされています。欧米、先進国に多い疾患でアメリカでは日本の10倍ほどの有病率になっています。

潰瘍性大腸炎の症状は主に血便、腹痛、下痢といった症状がみられます。自己免疫疾患であり主に免疫が病態に関係していると考えられており、全世界で研究がなされていますが、いまだに原因や根本的な治療法が無い疾患です。

良くなったり悪くなったり(再燃寛解)を繰り返しながら生涯にわたり付き合っていく疾患ですが、適切な治療により寿命は縮まることはありません。しかし、炎症を放置しておくと腹膜炎をおこして手術が必要になったり、がんが発生したりし、致命的になることもあります。

治療では再燃しないようにコントロールを行います。急に悪くなったときにはステロイドが有効ですが、長期間にわたりステロイドを使用することは副作用や合併症を起こし有害です。

東京・葛飾区の炎症性腸疾患(IBD)専門外来の葛飾かなまち慈優クリニックでの方針はきちんとした管理を行い、再燃を起こさせないことを目標に行っていきます。

クローン病

現在日本では3万人ほどの方が罹患しています。

口から肛門まで腸管全層にわたり炎症を起こします。

クローン病はより合併症も多くみられ、治療は専門性を要します。

現在では抗TNF-α抗体(レミケード®、ヒュミラ®)という特効薬ともいうべき薬剤が開発されており、劇的に治療効果は改善されています。免疫機能を抑える方向に働く薬剤で、感染症などが問題になります。副作用を心配される方も多いでしょうが、正しい知識をもって診療を行うことで、きちんと病気も副作用もコントロールができます。

定期的な専門的な検査も必要な疾患であり、病院との連携をとりながら診療にあたっていきます。

炎症性腸疾患研修歴

慶應義塾大学病院消化器内科は前教授の日比紀文先生、現教授の金井隆典先生ともにご専門が炎症性腸疾患です。私は日比紀文教授体制の最初の大学院生として当時准教授であった金井隆典先生、現在杏林大学で教授を務めている久松理一先生、同教授の岡本晋先生、シカゴ大学准教授鎌田信彦先生方と炎症性腸疾患の臨床、基礎研究、臨床研究に携わってまいりました。

臨床研究は現在も東海大学医学部、兵庫県立大学をはじめ複数の研究機関と共同で継続して行っております。

腸内細菌叢について

腸内細菌叢が多くの疾患に関係することが注目されるようになりました。

○○ヨーグルトが△△の疾患に効く!とか効果的にはこのくらい食べると良い!

などまことしやかに言われていますが、現在のところ確かなものはまだありません。

理由の一つとして「腸内細菌は種類が多い」「数も多い」「人によって異なる」といったことから解析するのが非常に大変であるということが挙げられます。

我々は東海大学八王子病院消化器内科の患者さんを対象に腸内細菌叢を人工知能を利用して解析し、将来悪化するか否かが腸内細菌叢のパターンから推測できることを示しました。東京・葛飾区の炎症性腸疾患(IBD)専門外来の葛飾かなまち慈優クリニックで開発に携わっており検証が可能です。ご興味のある方はお問い合わせください。

院長の研究歴

大学理化学研究所(和光市)で発生学
慶應義塾大学病院微生物学教室小安研究室で基礎研究
大学院慶應義塾大学大学院医学研究科内科系専攻消化器内科
炎症性腸疾患の基礎研究、臨床研究
人工知能(特に人工ニューラルネットワーク、自己組織化マップ)を使用した臨床経過の予測に関する研究、予測プログラムの開発

このような症状・お悩みはありませんか?

  • 下痢が数週間続いている
  • 便に血液や粘液が混じる
  • 腹痛を繰り返している
  • 急に便意を催し、外出に不安がある
  • 発熱や倦怠感を伴っている
  • 食欲がなく、体重が減ってきた
  • 貧血や炎症反応を指摘された
  • 肛門周囲に痛みや腫れがある
  • 症状が良くなったり悪くなったりする
  • 潰瘍性大腸炎・クローン病の治療を継続したい
  • 現在の治療や薬について相談したい

これらの症状は、感染性腸炎、過敏性腸症候群、痔、大腸ポリープ・大腸がんなどでも起こることがあります。症状だけで判断せず、長引く場合や繰り返す場合は消化器内科へご相談ください。

早めの受診が必要な症状

次のような症状がある場合は、早めに医療機関へご相談ください。

  • 血便の量が多い
  • 激しい腹痛がある
  • 高熱が続いている
  • 水分が取れず、尿量が減っている
  • 短期間で体重が減っている
  • ふらつき、息切れ、動悸などがある
  • 腹部が張り、便やガスが出ない

症状が強い場合には、入院設備のある医療機関をご案内することがあります。

炎症性腸疾患(IBD)とは

炎症性腸疾患は、英語の「Inflammatory Bowel Disease」を略して「IBD」と呼ばれます。

広い意味では腸に炎症を起こす病気を含みますが、一般的には、腸に慢性的な炎症が起こる次の2つの病気を指します。

  • 潰瘍性大腸炎
  • クローン病

どちらも厚生労働省の指定難病ですが、指定難病であることが、そのまま「治療できない」「日常生活を送れない」という意味ではありません。

現在は複数の治療選択肢があり、炎症を抑えて症状が落ち着いた状態を保つことを目標に治療を行います。

潰瘍性大腸炎とクローン病の違い

比較項目潰瘍性大腸炎クローン病
主な炎症部位主に大腸口から肛門までの消化管
炎症の特徴直腸から連続して広がることが多い炎症が離れた場所に現れることがある
炎症の深さ主に大腸粘膜腸壁の深い部分まで及ぶことがある
主な症状血便、粘液便、下痢、腹痛腹痛、下痢、発熱、体重減少、肛門病変
主な合併症大量出血、中毒性巨大結腸症など狭窄、瘻孔、膿瘍、肛門病変など

症状だけで両者を区別することはできません。問診、血液・便検査、内視鏡検査、画像検査、病理検査などを組み合わせて診断します。

炎症性腸疾患の原因

潰瘍性大腸炎とクローン病の原因は、現在も完全には明らかになっていません。

遺伝的な要因を背景として、免疫反応の異常、腸内細菌、食生活を含む環境要因などが複雑に関係し、消化管に慢性的な炎症が起こると考えられています。

特定の食品や生活習慣だけが原因で発症する病気ではありません。「自分の生活が悪かったから」と必要以上にご自身を責める必要はありません。

炎症性腸疾患は腸管以外にも症状が現れることがあります

炎症性腸疾患では、腸管の炎症や栄養状態、免疫反応などに関連して、消化管以外にも症状が現れることがあります。

主な症状や合併症には、次のようなものがあります。

  • 関節の痛みや腫れ
  • 皮膚の赤みや痛み
  • 眼の充血・痛み
  • 口内炎
  • 貧血
  • 肝臓・胆道系の異常
  • 骨密度の低下
  • 血栓症
  • 成長期における身長・体重増加への影響

気になる症状がある場合は、消化器症状とは関係がないと自己判断せず、診察時にお知らせください。症状に応じて、眼科、皮膚科、整形外科、産婦人科などと連携して診療を行うことがあります。

初めて症状が現れた方から治療中の方までご相談いただけます

東京・葛飾区の炎症性腸疾患(IBD)専門外来の葛飾かなまち慈優クリニックでは、炎症性腸疾患と診断される前の方から、すでに診断を受けて治療を継続している方まで、幅広くご相談を受け付けています。

診断前のご相談

血便、長引く下痢、腹痛、体重減少などの症状を確認し、血液検査、便検査、内視鏡検査などの必要性を検討します。

診断後の継続診療

これまでの検査結果や治療内容を確認し、症状、炎症、薬の効果と副作用、栄養状態などを継続的に評価します。

転院・併診のご相談

東京・葛飾区周辺で継続的に通院できる医療機関をお探しの方や、専門医療機関と地域のクリニックを併診したい方のご相談にも対応します。

専門医療機関との連携

入院治療、高度な画像検査、外科治療、専門的な薬物療法などが必要な場合は、患者さんの状態に応じて対応可能な医療機関をご紹介します。

炎症性腸疾患の検査・診断

炎症性腸疾患が疑われる場合は、症状や経過を確認したうえで、必要な検査を組み合わせます。

問診・診察

以下の内容を確認します。

  • 症状が始まった時期
  • 排便回数、血便・粘液便の有無
  • 腹痛や発熱
  • 体重の変化
  • 肛門周囲の症状
  • 使用している薬
  • 既往歴・家族歴
  • 海外渡航歴や食事歴

血液検査

炎症反応、貧血、栄養状態、肝機能・腎機能などを確認します。

便検査

感染性腸炎との鑑別や、腸管の炎症状態を確認するため、便培養検査や便中カルプロテクチン検査などを検討します。

大腸内視鏡検査

大腸粘膜の炎症範囲や程度を観察し、必要に応じて組織を採取します。診断だけでなく、治療後の炎症状態や大腸がんリスクを確認する目的でも行われます。

画像検査

クローン病などで小腸病変や合併症が疑われる場合は、CT、MRI、超音波検査などが必要になることがあります。

炎症性腸疾患の治療

治療の目的は、症状を抑えるだけでなく、腸管の炎症を改善し、その状態をできるだけ長く保つことです。

症状や炎症が強い状態を改善させる治療を「寛解導入療法」、落ち着いた状態を維持する治療を「寛解維持療法」と呼びます。

主な治療には次のものがあります。

5-ASA製剤

主に腸管の炎症を抑える目的で使用します。特に潰瘍性大腸炎の基本的な治療として用いられます。

ステロイド

炎症が強い場合の寛解導入に使用することがあります。長期間の継続使用では副作用のリスクがあるため、使用量や期間を適切に管理します。

免疫調節薬

免疫反応を調整し、寛解維持やステロイド使用量の軽減を目的として使用することがあります。

生物学的製剤・分子標的薬

炎症に関係する特定の物質や経路に作用する薬です。病状、過去の治療効果、合併症、感染症のリスクなどを確認して選択します。

栄養療法

特にクローン病では、病状に応じて経腸栄養療法などを行うことがあります。

外科的治療

内科治療で炎症を十分に抑えられない場合や、出血、狭窄、瘻孔、膿瘍などの合併症がある場合には、手術が検討されます。

治療方法は病名だけで一律に決まるものではありません。病変の範囲、重症度、年齢、生活環境、妊娠希望、治療歴などを踏まえて検討します。

症状が落ち着いている時期も通院が大切です

炎症性腸疾患では、自覚症状が軽くなっていても腸管内に炎症が残っている場合があります。

そのため、自己判断で薬や通院を中断せず、定期的に次の項目を確認することが大切です。

  • 症状や排便状態
  • 血液検査・便検査
  • 薬の効果と副作用
  • 貧血・栄養状態
  • 内視鏡による炎症の評価
  • 長期経過に伴う大腸がんリスク
  • 予防接種や感染症への対応

日常生活・食事について

炎症性腸疾患だからといって、すべての患者さんに同じ食事制限が必要とは限りません。病気の種類、活動性、狭窄の有無、手術歴などによって適した食事は異なります。

症状が落ち着いている時期は、過度な制限による栄養不足にも注意が必要です。一方、炎症が強い時期や狭窄がある場合には、食事内容の調整が必要になることがあります。

インターネット上の情報だけで特定の食品を避けたり、治療薬を中断したりせず、医師や管理栄養士へご相談ください。

病気と付き合いながら生活を続けるために

炎症性腸疾患では、腹痛や便意への不安、通院、食事、薬の管理などが、仕事や学校生活に影響する場合があります。

次のような生活上のお困りごとも、診察時にご相談ください。

  • 通勤・通学中のトイレが心配
  • 職場や学校へ病気をどのように伝えるか迷っている
  • 外食や旅行に不安がある
  • 食事制限による栄養不足が心配
  • 妊娠・出産を希望している
  • 感染症対策や予防接種について確認したい
  • 治療と仕事・学業を両立したい

妊娠を希望する場合も、薬を自己判断で中止せず、妊娠前から主治医へご相談ください。必要に応じて産婦人科などと情報を共有しながら診療を行います。

内科・消化器・内視鏡の3つの専門的な視点から診療

東京・葛飾区の炎症性腸疾患(IBD)専門外来の葛飾かなまち慈優クリニックでは、以下の専門医資格を持つ医師が炎症性腸疾患の診療にあたります。

  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医

炎症性腸疾患は、腸管の炎症だけを確認すればよい病気ではありません。貧血、低栄養、発熱、関節や皮膚の症状、治療薬による影響など、全身の状態を含めて評価する必要があります。

東京・葛飾区の炎症性腸疾患(IBD)専門外来の葛飾かなまち慈優クリニックでは、総合内科専門医として全身状態を確認する視点、消化器病専門医として病状や治療経過を判断する視点、消化器内視鏡専門医として腸管内の炎症を評価する視点を生かし、患者さんの状態を総合的に確認します。

検査結果だけでなく、学校、仕事、食事、妊娠・出産などの生活背景も伺いながら、継続しやすい診療方針を一緒に考えていきます。

炎症性腸疾患の臨床・研究経験

理事長は、慶應義塾大学大学院医学研究科において、潰瘍性大腸炎・クローン病を含む炎症性腸疾患の基礎研究、臨床研究に携わってきました。

炎症性腸疾患は、症状、検査結果、これまでの治療歴だけでなく、学校や仕事、妊娠・出産などの生活背景も踏まえて治療方針を考える必要があります。これまでの臨床・研究経験を生かし、患者さんが病気について理解し、納得して治療を続けられるよう丁寧な説明を心がけています。

専門医療機関との連携

次のような場合には、連携医療機関や入院設備のある医療機関をご紹介します。

  • 入院治療が必要と考えられる場合
  • 高度な画像検査が必要な場合
  • 手術の検討が必要な場合
  • 重い合併症が疑われる場合
  • 専門的な薬物治療の導入・管理が必要な場合

受診から診療までの流れ

STEP 1

ご予約・受診

現在の症状や、すでに診断されているかどうかをお知らせください。

STEP 2

問診・診察

排便回数、血便、腹痛、発熱、体重変化、これまでの検査・治療歴を確認します。

STEP 3

必要な検査

血液検査、便検査、内視鏡検査などを、症状に応じて検討します。

STEP 4

診断・治療方針の説明

検査結果を踏まえて、考えられる病気と今後の方針をご説明します。

STEP 5

継続診療・医療機関との連携

当院での経過観察・治療、または専門医療機関への紹介を行います。

初診時にお持ちいただきたいもの

  • 健康保険証またはマイナ保険証
  • お薬手帳
  • 紹介状
  • 血液検査・便検査の結果
  • 内視鏡検査の画像や結果
  • 指定難病受給者証など

炎症性腸疾患についてよくある質問

Q1.血便があれば潰瘍性大腸炎ですか?

血便は潰瘍性大腸炎でみられる症状の一つですが、痔、感染性腸炎、大腸ポリープ、大腸がんなどでも起こります。症状だけでは判断できないため、血便が続く場合はご相談ください。

Q2.下痢が何日続いたら受診すべきですか?

数日で改善しない場合、繰り返す場合、血便・発熱・強い腹痛・体重減少を伴う場合は、早めの受診をご検討ください。

Q3.炎症性腸疾患は治りますか?

症状や炎症が落ち着いた状態を維持することを目標に、継続的に治療・管理する病気です。治療経過には個人差があります。

Q4.大腸内視鏡検査は必要ですか?

潰瘍性大腸炎やクローン病の診断、炎症範囲の確認、治療効果の判定などに必要となることがあります。検査の必要性や時期は、症状や過去の検査結果を踏まえて判断します。

Q5.症状がなくなれば薬をやめてもよいですか?

症状がなくても腸管内に炎症が残っていることがあります。自己判断で中断せず、主治医へご相談ください。

Q6.食事制限は必要ですか?

すべての患者さんに共通する食事制限があるわけではありません。病状や狭窄の有無などによって異なるため、個別に確認します。

Q7.仕事や学校を続けられますか?

病状には個人差がありますが、治療を続けながら仕事や学校生活を送っている方も多くいらっしゃいます。生活上の困りごとも診察時にご相談ください。

Q8.妊娠・出産はできますか?

病状や使用している薬を確認しながら、計画的に準備することが大切です。妊娠を希望する場合は、薬を自己判断で中止せず、早めに主治医へご相談ください。

Q9.指定難病の医療費助成を受けられますか?

一定の重症度や医療費などの要件を満たす場合、医療費助成の対象となることがあります。申請には指定医が作成する臨床調査個人票などが必要です。

Q10.他院で治療中でも相談できますか?

現在の治療内容や検査結果を確認したうえでご相談に対応します。転院や併診を希望される場合は、可能であれば紹介状や検査結果、お薬手帳をお持ちください。