葛飾区金町駅徒歩3分の内科・消化器内科・血液内科を専門医が担当|かなまち慈優クリニック

健康診断人間ドック 訪問診療をお考えの患者さま アクセス診療時間
コラム

夜中に何度も目が覚めるのは睡眠時無呼吸症候群?考えられる原因を解説

目次

1.夜中に何度も目が覚めるのはなぜ?中途覚醒の基礎知識

中途覚醒とは?睡眠の途中で目が覚める状態

中途覚醒とは、夜間に眠りについた後、朝の起床時間を迎えるまでの間に目が覚めることを指します。

睡眠中は、脳や身体が休息する深い睡眠と、比較的浅い睡眠が一定の周期で繰り返されており、その切り替わりの際に短時間目が覚めることがあります。

こうした覚醒は誰にでも起こり得る生理的な現象ですが、夜中に何度も目が覚めたり、一度起きるとなかなか眠れなかったりする場合は注意が必要です。

中途覚醒の原因には、ストレスや生活習慣、加齢による睡眠の変化のほか、睡眠時無呼吸症候群などの病気が関係していることもあります。

特に、十分な睡眠時間を確保しているにもかかわらず、朝の疲労感や日中の眠気が続く場合は、睡眠の質が低下している可能性があります。

中途覚醒が続く場合は、目が覚める回数だけでなく、睡眠全体の状態や日中の体調もあわせて確認することが大切です。

夜中に目が覚めること自体は珍しくない?正常な睡眠との違い

夜中に目が覚めること自体は珍しい現象ではなく、健康な方でも睡眠中に短い覚醒が生じることがあります。

睡眠は一晩中同じ深さで続くわけではなく、浅いノンレム睡眠、深いノンレム睡眠、レム睡眠などが繰り返されるためです。特に加齢に伴って深い睡眠の割合が減少すると、夜間の物音や尿意などで目が覚めやすくなることがあります。

ただし、正常な睡眠と治療が必要な状態を、目が覚めた回数だけで区別することはできません。

重要なのは、次のような点です。

睡眠の状態を確認するポイント

  • 夜中に目が覚めても、再び眠れるかどうか
  • 睡眠不足や疲労感が続いていないか
  • 日中の生活に支障が出ていないか

また、睡眠時無呼吸症候群では、呼吸の乱れによって本人が自覚しない短い覚醒が繰り返される場合もあります。

夜中に目が覚める状態が続き、熟睡感の低下や強い眠気を伴う場合は、原因を確認することが大切です。

何度も目が覚めることで睡眠の質が低下する理由

夜中に何度も目が覚めると、睡眠が細かく分断され、十分な休息を得られなくなることがあります。

睡眠中は、深いノンレム睡眠やレム睡眠などが繰り返され、それぞれが身体の回復や記憶の整理などに関わっています。

中途覚醒が頻繁に起こると、こうした睡眠の流れが妨げられ、睡眠時間を確保していても「朝起きても疲れが取れない」「日中に集中できない」と感じることがあります。

特に睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中に上気道が狭くなったり塞がったりすることで呼吸が乱れ、脳が短い覚醒反応を繰り返す場合があります。

その結果、本人が夜中に目覚めたことを覚えていなくても、睡眠の質が低下することがあります。

夜間の覚醒が続き、日中の眠気や倦怠感、集中力の低下などがみられる場合は、単なる睡眠不足と決めつけず、医療機関で相談することが重要です。

2.夜中に目が覚める原因として考えられる睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とはどのような病気?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に呼吸が繰り返し止まったり、浅くなったりすることで、睡眠の質や全身の健康に影響を及ぼす病気です。

代表的なものは閉塞性睡眠時無呼吸症候群で、眠っている間に舌や喉の周囲の筋肉が緩み、空気の通り道である上気道が狭くなったり塞がったりすることで起こります。

主な症状には、次のようなものがあります。

睡眠時無呼吸症候群の主な症状

  • 大きないびき
  • 睡眠中の呼吸停止
  • 夜間の息苦しさ
  • 朝の頭痛
  • 日中の強い眠気

また、呼吸の異常によって睡眠が繰り返し妨げられ、夜中に何度も目が覚める原因となる場合もあります。

肥満は発症に関係する要因の一つですが、顎の形や上気道の構造なども影響するため、痩せている方にも起こり得ます。

症状が続く場合は、睡眠検査によって呼吸状態を確認することが大切です。

睡眠中に呼吸が止まると目が覚めやすくなる仕組み

睡眠時無呼吸症候群では、眠っている間に上気道が狭くなったり塞がったりすることで、肺に十分な空気が届きにくくなります。

呼吸が止まる、あるいは浅くなる状態が続くと、血液中の酸素濃度が低下したり、二酸化炭素が増加したりすることがあります。

すると、脳が呼吸を再開させようとして覚醒反応を起こし、喉の筋肉の働きが回復することで空気の通り道が開きやすくなります。

この反応が一晩に何度も繰り返されると、深い睡眠や連続した睡眠が妨げられ、十分な睡眠時間を確保していても疲れが取れにくくなる場合があります。

また、覚醒反応によって夜中に目が覚めたり、息苦しさを感じたりする方もいます。

ただし、夜間の中途覚醒にはほかの原因もあるため、症状だけで睡眠時無呼吸症候群と判断することはできません。

無呼吸による覚醒は本人が気づかないこともある

睡眠時無呼吸症候群によって起こる覚醒反応は、必ずしも本人が「目が覚めた」と自覚できるものではありません。

呼吸が止まった際に脳の活動が一時的に覚醒方向へ変化する「微小覚醒」が生じても、完全に目を覚ますことなく再び眠り続ける場合があります。

そのため、本人は夜中に何度も起きた記憶がなくても、睡眠が細かく分断され、朝の熟睡感の乏しさや日中の眠気、集中力の低下などが現れることがあります。

一方、息苦しさや突然の呼吸再開によって、はっきりと目が覚める方もいます。

家族から大きないびきや呼吸停止を指摘されて初めて異常に気づくケースもあるため、本人の自覚症状だけで判断しないことが重要です。

睡眠中の呼吸状態を客観的に調べるには、簡易睡眠検査や終夜睡眠ポリグラフ検査などが役立ちます。

3.夜中に目が覚める以外にも注意したい睡眠時無呼吸症候群の症状

大きないびき・呼吸停止・息苦しさを伴う場合

夜中に何度も目が覚める症状に加えて、大きないびきや睡眠中の呼吸停止、息苦しさがみられる場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性を考える必要があります。

特に閉塞性睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中に舌や喉の周囲の組織によって上気道が狭くなり、空気の通り道が一時的に塞がれることで無呼吸や低呼吸が生じます。

呼吸を再開する際に大きないびきをかいたり、息を吸い込むような動作がみられたりすることもあります。また、息苦しさによって突然目が覚める場合もありますが、本人が呼吸停止に気づいていないケースも少なくありません。

ご家族から「いびきが急に止まる」「寝ている間に呼吸が止まっている」と指摘された場合は、重要な手がかりになります。

ただし、いびきがある方すべてが睡眠時無呼吸症候群とは限りません。症状が繰り返される場合は、医療機関で睡眠中の呼吸状態を確認することが大切です。

夜間頻尿や寝汗など睡眠中にみられる症状

睡眠時無呼吸症候群では、いびきや呼吸停止だけでなく、夜間頻尿や寝汗などの症状がみられることがあります。

睡眠中に無呼吸が繰り返されると、胸の内部の圧力や心臓にかかる負担が変化し、尿の排出を促すホルモンの分泌に影響することがあります。その結果、夜間の尿量が増え、トイレに起きる回数が多くなる場合があります。

また、呼吸が妨げられることで交感神経が活発になり、発汗が増えることもあります。

ただし、夜間頻尿は加齢や前立腺の病気、糖尿病、心不全などでも起こり、寝汗にも室温や感染症などさまざまな原因があります。

夜間頻尿・寝汗で考えられる主な要因

  • 睡眠時無呼吸症候群による呼吸の乱れ
  • 加齢に伴う身体の変化
  • 前立腺の病気
  • 糖尿病や心不全などの病気
  • 室温や感染症などの影響(寝汗の場合)

そのため、夜間頻尿や寝汗だけで睡眠時無呼吸症候群と判断することはできません。

夜中に何度も目が覚めることに加え、いびきや日中の眠気などがある場合は、睡眠中の呼吸障害が関係していないか確認することが重要です。

朝の頭痛・熟睡感の乏しさ・日中の眠気との関係

睡眠時無呼吸症候群では、夜中に何度も目が覚めるだけでなく、朝の頭痛や熟睡感の乏しさ、日中の強い眠気が現れることがあります。

睡眠中に無呼吸や低呼吸が繰り返されると、血液中の酸素濃度が低下したり、呼吸を再開するために脳が短時間覚醒したりすることで、睡眠が細かく分断されます。

その結果、十分な時間眠っているつもりでも疲労感が残り、朝起きたときにすっきりしない状態が続くことがあります。

また、起床時の頭痛には睡眠中の呼吸障害に伴う酸素や二酸化炭素の変化などが関係する場合があります。

ただし、頭痛や眠気は睡眠不足、片頭痛、薬の影響などでも生じるため、症状だけで原因を特定することはできません。

日中の眠気が仕事や運転に影響する場合や、十分に眠っても疲れが取れない状態が続く場合は、医療機関で相談することが大切です。

4.睡眠時無呼吸症候群以外で夜中に目が覚める主な原因

ストレスや不安・不眠症による中途覚醒

夜中に何度も目が覚める原因として、ストレスや不安、不眠症などが関係している場合があります。

仕事や家庭での悩み、生活環境の変化などによって精神的な緊張が続くと、就寝後も心身が十分にリラックスできず、睡眠が浅くなったり、途中で目が覚めやすくなったりすることがあります。

また、一度目が覚めた際に「また眠れなかったらどうしよう」と考えることで、かえって眠りにつきにくくなる場合もあります。

不眠症は、寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、朝早く目が覚めるといった症状が続き、日中の生活にも支障が生じる状態です。

ただし、中途覚醒があるからといって、必ずしも不眠症とは限りません。睡眠時無呼吸症候群などの身体的な原因が隠れていることもあるため、症状が続く場合は睡眠の状況や生活習慣を含めて確認することが大切です。

日中の集中力低下や強い疲労感がある場合は、医療機関への相談を検討しましょう。

夜間頻尿・加齢・生活習慣が睡眠に与える影響

夜中に何度も目が覚める原因には、夜間頻尿や加齢に伴う睡眠の変化、日常の生活習慣なども関係しています。

夜間頻尿とは、夜間に排尿のため一度以上起きる状態を指し、回数が増えると睡眠が分断され、熟睡感が得られにくくなることがあります。

背景には、就寝前の水分摂取、膀胱の機能低下、前立腺の病気、糖尿病、心不全などが関係する場合があります。また、加齢によって深い睡眠が減少し、夜間に目が覚めやすくなることもあります。

さらに、夕方以降のカフェイン摂取や就寝前の飲酒、不規則な睡眠時間なども睡眠の質に影響します。

夜中に目が覚める原因として考えられる要因

  • 夜間頻尿による睡眠の中断
  • 加齢に伴う深い睡眠の減少
  • 夕方以降のカフェイン摂取
  • 就寝前の飲酒
  • 不規則な睡眠時間

特にアルコールは、飲み始めには眠気を感じても、睡眠の後半に覚醒が増える原因となることがあります。

夜間頻尿が続く場合は、単なる年齢の影響と考えず、排尿回数や水分摂取量、服薬状況などを確認し、必要に応じて医療機関へ相談することが大切です。

逆流性食道炎・呼吸器疾患・むずむず脚症候群などの可能性

夜中に目が覚める症状には、睡眠時無呼吸症候群以外の身体的な病気が関係していることもあります。

睡眠を妨げる可能性がある主な病気と症状

  • 逆流性食道炎:胃酸の逆流による胸やけ、喉の違和感、咳など
  • 気管支喘息などの呼吸器疾患:夜間から早朝にかけての咳や息苦しさ
  • むずむず脚症候群:夕方から夜間に現れる脚の不快感や、脚を動かしたくなる感覚
  • 睡眠中の周期的な脚の動きを伴う病気:脚の動きによる睡眠の中断や覚醒

例えば、逆流性食道炎では、胃酸が食道へ逆流することで胸やけや喉の違和感、咳などが生じ、睡眠が妨げられる場合があります。

また、気管支喘息などの呼吸器疾患では、夜間から早朝にかけて咳や息苦しさが強くなり、途中で目が覚めることがあります。

むずむず脚症候群は、夕方から夜間に脚の不快感が現れ、脚を動かしたくなる状態で、寝つきの悪さや睡眠の中断につながることがあります。さらに、睡眠中に脚が周期的に動くことで覚醒が増える病気もあります。

これらは症状や原因が異なるため、夜中に目が覚めるという共通点だけで判断することはできません。

胸やけ、咳、息苦しさ、脚の不快感などを伴う場合は、症状が現れる時間帯や頻度を記録し、医師に伝えることで原因を調べる手がかりになります。

5.夜中に何度も目が覚める人が見直したい生活習慣

就寝前の飲酒・カフェイン・喫煙と睡眠への影響

夜中に何度も目が覚める場合は、就寝前の飲酒やカフェインの摂取、喫煙などの生活習慣を見直すことが大切です。

アルコールには一時的に眠気を感じさせる作用がありますが、睡眠の後半では眠りが浅くなり、中途覚醒が増えることがあります。また、喉の周囲の筋肉が緩むことで気道が狭くなり、睡眠時無呼吸症候群の症状を悪化させる可能性もあります。

コーヒーや緑茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインは、覚醒作用によって寝つきや睡眠の維持に影響することがあります。

さらに、たばこに含まれるニコチンにも覚醒作用があり、喫煙による気道への刺激が睡眠中の呼吸に影響する場合があります。

睡眠のために見直したい生活習慣

  • 飲酒:寝酒を避け、アルコールによる睡眠への影響に注意する
  • カフェイン:夕方以降のコーヒーや緑茶、エナジードリンクなどの摂取を控える
  • 喫煙:ニコチンの覚醒作用や気道への刺激による影響を意識する

睡眠の質を整えるためには、寝酒を避け、夕方以降のカフェイン摂取を控えるなど、自分の生活習慣を振り返ることが重要です。

ただし、生活習慣を改善しても中途覚醒が続く場合は、睡眠時無呼吸症候群などの病気が隠れていないか確認する必要があります。

寝室の温度・湿度・光・騒音など睡眠環境の見直し

夜中に何度も目が覚める原因には、寝室の温度や湿度、照明、周囲の音など、睡眠環境が関係している場合もあります。

室温が高すぎたり低すぎたりすると、体温調節のために眠りが妨げられ、中途覚醒につながることがあります。また、空気が乾燥していると鼻や喉に不快感が生じ、鼻づまりや口呼吸によって眠りにくくなる場合があります。

寝室の明るさにも注意が必要です。就寝前にスマートフォンなどの強い光を浴びると、睡眠と覚醒のリズムに影響することがあります。

さらに、屋外の交通音や生活音なども、本人が意識しないうちに睡眠を妨げる要因となります。

睡眠環境を整えるためのチェックポイント

  • 温度:室温や寝具を季節に合わせて調整する
  • 湿度:乾燥による鼻や喉の不快感に注意する
  • 光:就寝前の強い光を避け、寝室をできるだけ暗くする
  • 騒音:交通音や生活音など、睡眠を妨げる音を減らす

室温や寝具を季節に合わせて調整し、できるだけ暗く静かな環境を整えることが大切です。

ただし、睡眠環境を改善しても夜間の息苦しさや大きないびきが続く場合は、睡眠時無呼吸症候群などの可能性も考え、医療機関への相談を検討しましょう。

規則正しい睡眠習慣と適度な運動を取り入れるポイント

夜中に何度も目が覚める状態が続いている場合は、睡眠と覚醒のリズムを整えることも重要です。

毎朝できるだけ同じ時刻に起床し、朝の自然光を浴びることで、体内時計の働きを整えやすくなります。

また、日中に適度な運動を取り入れることは、睡眠の質を保つうえで役立つ場合があります。ウォーキングなどの無理のない運動を継続し、生活の中で身体を動かす時間を確保するとよいでしょう。

一方、就寝直前の激しい運動や長時間の昼寝は、夜間の睡眠に影響することがあります。眠れないからといって無理に早く布団に入るのではなく、眠気が生じるタイミングを意識することも大切です。

睡眠リズムを整えるためのポイント

  • 毎朝できるだけ同じ時刻に起床する
  • 朝の自然光を浴びる
  • 日中にウォーキングなどの適度な運動を取り入れる
  • 就寝直前の激しい運動を避ける
  • 長時間の昼寝を控える
  • 無理に早く布団に入らず、眠気が生じるタイミングを意識する

ただし、規則正しい生活を送っていても、睡眠時無呼吸症候群によって中途覚醒が生じることがあります。

十分な睡眠時間を確保しても熟睡感がない場合や、日中の強い眠気が続く場合は、睡眠中の呼吸状態を調べることも検討しましょう。

6.夜中に目が覚める症状はいつ受診するべき?

中途覚醒が続き日中の生活に影響している場合

夜中に何度も目が覚める状態が続き、日中の眠気や集中力の低下、疲労感などが生じている場合は、医療機関への相談を検討することが大切です。

睡眠の途中で目が覚めることを「中途覚醒」といい、加齢や生活習慣、ストレスなどによって起こることもあります。

しかし、十分な睡眠時間を確保しているにもかかわらず熟睡感が得られない場合や、仕事・家事などの日常生活に支障が出ている場合は、睡眠障害が関係している可能性があります。

また、中途覚醒の原因には、不眠症だけでなく、睡眠時無呼吸症候群や夜間頻尿、身体的な不調などが隠れていることもあります。

特に、睡眠の問題が繰り返し起こり、生活習慣を見直しても改善がみられない場合は、原因を確認することが重要です。

受診時に伝えておきたい睡眠の状態

  • 夜中に目が覚める症状が続いている期間
  • 一晩に目が覚める回数
  • 睡眠時間や熟睡感の有無
  • 日中の眠気や集中力の低下、疲労感
  • 仕事や家事など日常生活への影響
  • 生活習慣を見直した後の症状の変化

症状が続く期間や目が覚める回数、日中の体調などを記録しておくと、診察時に状況を伝えやすくなります。

いびきや無呼吸を指摘された場合

ご家族などから大きないびきや睡眠中の呼吸停止を指摘された場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性を考え、医療機関への相談を検討しましょう。

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に上気道が狭くなったり塞がったりすることで、呼吸が繰り返し止まる、または浅くなる病気です。

呼吸が妨げられると、脳が短時間覚醒して呼吸を再開させるため、睡眠が分断されることがあります。

ただし、このような短い覚醒は本人が自覚していない場合もあり、夜中に目が覚める回数だけでは判断できません。

特に、次のような症状がみられる場合は注意が必要です。

睡眠時無呼吸症候群が疑われる症状

  • 大きないびきが続いている
  • 睡眠中にいびきが途中で止まる
  • 呼吸が止まった後、大きく息を吸い込む様子がある
  • 起床時に頭痛がみられる
  • 日中に強い眠気を感じる

睡眠時無呼吸症候群の有無は症状だけでは確定できないため、必要に応じて簡易睡眠検査などで睡眠中の呼吸状態を確認します。

夜間の息苦しさや強い眠気がある場合の受診の目安

夜中に息苦しさを感じて目が覚める場合や、日中に強い眠気が繰り返し生じる場合は、睡眠時無呼吸症候群を含む病気が関係していないか確認することが大切です。

睡眠中に無呼吸や低呼吸が繰り返されると、睡眠が分断され、十分に眠ったつもりでも日中の眠気や疲労感が残ることがあります。

ただし、夜間の息苦しさは睡眠時無呼吸症候群だけでなく、心不全や気管支喘息などによって起こる場合もあります。

救急対応が必要な症状に注意

次のような症状がある場合は、通常の外来受診を待たず、119番へ連絡してください。

  • 突然、強い呼吸困難が生じた場合
  • 強い胸の痛みを伴う場合
  • 意識の異常がみられる場合

また、運転中に眠気で意識が途切れそうになる場合は、運転を控えて早めに受診してください。

症状の程度や発生する時間帯を医師に伝え、必要な検査につなげることが重要です。

7.睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合の検査方法

問診で確認する睡眠状況・症状・生活習慣

夜中に何度も目が覚める場合、睡眠時無呼吸症候群が関係しているかを調べるためには、まず睡眠の状態や日常生活について詳しく確認することが大切です。

問診では、夜間に目が覚める回数や時間帯、いびきの有無、睡眠中の呼吸停止を指摘された経験、起床時の頭痛、日中の眠気などを確認します。

また、就寝・起床時刻、睡眠時間、飲酒や喫煙の習慣、服用している薬、体重の変化なども重要な情報です。

問診で確認する主な項目

  • 睡眠状況:就寝・起床時刻、睡眠時間、夜中に目が覚める回数や時間帯
  • 夜間の症状:いびき、睡眠中の呼吸停止、息苦しさなど
  • 起床時・日中の症状:朝の頭痛、日中の眠気など
  • 生活習慣:飲酒、喫煙、服薬状況など
  • 身体の状態:体重の変化、高血圧などの有無

睡眠時無呼吸症候群は、肥満や高血圧などと関連する場合がありますが、体格だけで判断することはできません。

ご本人が睡眠中の呼吸の異常に気づいていないこともあるため、ご家族からの情報が診断の参考になる場合もあります。

問診だけで確定診断することはできませんが、症状や生活習慣を総合的に確認することで、睡眠検査の必要性や、ほかの病気の可能性を検討します。

気になる症状がある場合は、受診前に睡眠の状況を記録しておくと相談しやすくなります。

自宅で行う簡易睡眠検査とは?

簡易睡眠検査は、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合に、自宅で睡眠中の呼吸状態を調べる検査です。

一般的には、鼻の近くに装着するセンサーで呼吸による空気の流れを確認し、指先のセンサーで血液中の酸素飽和度を測定します。

機器によっては、胸やお腹の呼吸運動、いびき、体位なども記録できます。

簡易睡眠検査で確認する主な項目

  • 鼻のセンサーによる呼吸の空気の流れ
  • 指先のセンサーによる血液中の酸素飽和度
  • 胸やお腹の呼吸運動(機器による)
  • いびきや睡眠中の体位(機器による)

普段の睡眠環境で検査を受けられるため、入院せずに呼吸の異常を調べられることが特徴です。

ただし、簡易検査では脳波を測定しない機器が多く、実際に眠っていた時間や睡眠の深さを正確に把握できない場合があります。

そのため、検査結果だけで睡眠時無呼吸症候群の有無や重症度を十分に判断できないこともあります。

簡易検査で異常が認められなかった場合でも、強いいびきや日中の眠気などが続く場合には、精密検査が必要になることがあります。検査結果は症状や問診内容とあわせて医師が評価します。

精密検査(終夜睡眠ポリグラフ検査)が必要になる場合

終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)は、睡眠中の呼吸状態だけでなく、脳波や眼球運動、筋肉の活動、心電図、血液中の酸素飽和度などを同時に記録する精密検査です。

実際の睡眠時間や睡眠段階を確認しながら、無呼吸・低呼吸の回数や睡眠への影響を詳しく評価できます。

精密検査(PSG)で確認する主な項目

  • 脳波による睡眠段階や睡眠時間
  • 眼球運動や筋肉の活動
  • 睡眠中の呼吸状態と無呼吸・低呼吸の回数
  • 心電図による心臓の電気的な活動
  • 血液中の酸素飽和度

簡易睡眠検査の結果だけでは診断が難しい場合や、検査結果と症状が一致しない場合などに検討されます。

また、心不全や呼吸器疾患などの合併症がある方、睡眠中の低換気や別の睡眠障害が疑われる方では、初めから精密検査が適している場合もあります。

検査は医療機関で一晩かけて行う方法が一般的ですが、実施体制は施設によって異なります。

夜中に何度も目が覚める原因は睡眠時無呼吸症候群だけではないため、必要な検査を選択し、結果に基づいて治療方針を検討することが大切です。

8.睡眠時無呼吸症候群による中途覚醒の治療方法

CPAP治療で睡眠中の無呼吸・低呼吸を抑える仕組み

睡眠時無呼吸症候群によって夜中に何度も目が覚める場合、治療方法の一つとしてCPAP(シーパップ)療法が検討されます。

CPAPは、就寝時に鼻などに装着したマスクから一定の圧力をかけた空気を送り、睡眠中に狭くなりやすい上気道を確保する治療です。

気道の閉塞による無呼吸や低呼吸を抑えることで、呼吸の乱れに伴う覚醒が減り、睡眠の質や日中の眠気の改善につながる場合があります。

CPAP治療の仕組みと期待される効果

  • 就寝時に鼻などへ専用のマスクを装着する
  • マスクから圧力をかけた空気を送り、上気道を確保する
  • 気道の閉塞による無呼吸・低呼吸を抑える
  • 呼吸の乱れに伴う覚醒を減らし、睡眠の質の改善につなげる
  • 日中の眠気が軽減する場合がある

ただし、CPAPは使用している間に効果を発揮する治療であり、睡眠時無呼吸症候群そのものを根本的に治すものではありません。

また、夜中に目が覚める原因がすべて無呼吸によるものとは限らないため、治療後も症状が続く場合には別の原因を確認する必要があります。

治療の適応は、睡眠検査の結果や症状、合併症などを踏まえて医師が判断します。使用中の違和感や困りごとについても、定期的に相談することが大切です。

マウスピースや生活習慣の改善などCPAP以外の治療

睡眠時無呼吸症候群の治療には、CPAP以外にも口腔内装置(マウスピース)や生活習慣の改善など、複数の選択肢があります。

口腔内装置は、睡眠中に下顎を前方へ保持することで気道を広げ、無呼吸や低呼吸を軽減する方法です。

主に閉塞性睡眠時無呼吸症候群の患者さんで検討されますが、重症度や歯の状態、顎関節の状態などによって適応が異なります。

CPAP以外に検討される主な治療・対策

  • 口腔内装置(マウスピース):下顎を前方へ保持し、睡眠中の気道を広げる
  • 減量:肥満が関係している場合に体重の改善を目指す
  • 飲酒習慣の見直し:アルコールによる気道への影響を減らす
  • 睡眠時の体位の工夫:横向きで寝ることで呼吸状態の改善を図る
  • 鼻づまりなどの治療:鼻の通りを妨げる原因に対応する
  • 外科的治療:気道の構造的な問題がある場合に専門医が検討する

また、肥満が関係している場合には減量が重要であり、飲酒習慣の見直しや横向きで寝る工夫が役立つこともあります。鼻づまりなどの原因がある場合は、その治療を検討することも大切です。

さらに、気道の構造的な問題によっては、専門医による外科的治療が選択肢となる場合もあります。

適切な治療方法は、睡眠検査の結果や症状、生活状況などを総合的に評価して判断します。

自己判断でCPAPを中止しないことが大切です。治療方法の変更を希望する場合や、使用中に困りごとがある場合は、医師と相談しながら検討しましょう。

治療後も夜中に目が覚める場合に確認したいこと

睡眠時無呼吸症候群の治療を始めても、夜中に何度も目が覚める状態が続く場合があります。

その際は、まず治療が適切に行われているかを確認することが重要です。

CPAPを使用している場合は、装着時間が十分か、マスクから空気が漏れていないか、無呼吸・低呼吸が適切に抑えられているかなどを確認します。

治療後も中途覚醒が続く場合の確認ポイント

  • CPAPの装着時間が十分に確保できているか
  • マスクから空気が漏れていないか
  • 無呼吸・低呼吸が適切に抑えられているか
  • 不眠症や夜間頻尿など、別の原因が関係していないか
  • ストレスや睡眠環境が睡眠に影響していないか
  • 目が覚めた後、再び眠るまでに時間がかかっていないか

また、治療によって呼吸状態が改善していても、不眠症や夜間頻尿、ストレス、睡眠環境などが中途覚醒の原因になっている可能性があります。

特に、寝つきはよいものの途中で何度も目が覚める場合や、目が覚めた後になかなか眠れない場合は、睡眠時無呼吸症候群以外の要因も考慮する必要があります。

症状が続くときは、就寝・起床時刻や目が覚めた回数、日中の眠気などを記録しておくと診察時の参考になります。

治療の効果を確認しながら、必要に応じて原因を再評価することが大切です。

9.夜中に何度も目が覚める方へ|かなまち慈優クリニックの睡眠時無呼吸症候群診療

夜間の中途覚醒・いびき・日中の眠気など睡眠に関する相談

「夜中に何度も目が覚める」「十分に寝たはずなのに疲れが取れない」「家族からいびきを指摘された」といった症状がある場合、睡眠時無呼吸症候群が関係している可能性があります。

ただし、夜間の中途覚醒は、不眠症や夜間頻尿、生活習慣などによっても起こるため、症状だけで原因を判断することはできません。

かなまち慈優クリニックでは、睡眠時無呼吸症候群に関する相談に対応し、患者さんの睡眠状況や日中の体調、生活習慣などを確認しながら診療を行っています。

診察では、いびきや呼吸停止の指摘があるか、夜間に何回程度目が覚めるか、起床時の頭痛や日中の眠気がないかなどを確認することが重要です。

睡眠に関する主な相談内容

  • 夜中に何度も目が覚める
  • 十分に眠っても疲れが取れない
  • 家族から大きないびきを指摘された
  • 睡眠中に呼吸が止まっていると言われた
  • 朝起きたときに頭痛がある
  • 日中に強い眠気を感じる

また、高血圧や肥満など、睡眠時無呼吸症候群に関連する健康状態にも目を向けます。

睡眠に関する悩みを整理し、必要な検査や治療について相談できる診療を大切にしています。

睡眠検査による呼吸状態の評価と治療方針の検討

夜中に何度も目が覚める原因として睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、睡眠中の呼吸状態を客観的に確認することが重要です。

かなまち慈優クリニックでは、睡眠時無呼吸症候群の検査に対応しており、患者さんの症状や健康状態を踏まえて必要な評価を行っています。

睡眠時無呼吸症候群の検査には、自宅で睡眠中の呼吸や血液中の酸素の状態などを記録する簡易検査があります。

簡易検査の結果だけでは判断が難しい場合や、より詳しい評価が必要な場合には、終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)などの精密検査が検討されます。

検査・診療で確認する主なポイント

  • 睡眠中の無呼吸・低呼吸の頻度
  • 睡眠中の血液中の酸素の状態
  • 夜間の中途覚醒や日中の眠気などの症状
  • 高血圧などの持病や健康状態
  • CPAP治療の適応や生活習慣の見直しの必要性

検査では、無呼吸・低呼吸の頻度や酸素状態などを確認し、症状や持病も含めて総合的に判断することが大切です。

検査結果に応じて、CPAP治療の適応や生活習慣の見直しなど、患者さんの状態に合った治療方針を検討します。

CPAP治療開始後も使用状況や症状を確認する継続的なフォロー

睡眠時無呼吸症候群に対するCPAP治療は、機器を導入するだけでなく、適切に使用できているかを確認しながら継続することが重要です。

かなまち慈優クリニックでは、CPAP治療中の患者さんについて、機器の使用状況や睡眠状態、日中の眠気などを確認しながら継続的な診療を行っています。

CPAP機器には、使用時間やマスクからの空気漏れ、無呼吸・低呼吸に関する指標などを記録できるものがあり、治療状況を評価する際の参考になります。

また、治療中には、次のような困りごとが生じる場合もあります。

CPAP治療中に確認したいこと

  • 夜中に目が覚める回数が変わらない
  • マスクが気になって眠れない
  • 鼻や口が乾燥する
  • CPAPを十分な時間使用できていない
  • 日中の眠気や疲労感が続いている

こうした困りごとについても、原因を確認することが大切です。

治療中に症状が続く場合は、CPAPの使用状況だけでなく、睡眠不足やほかの睡眠障害などが関係していないかも考慮します。

患者さんの体調や治療経過を確認しながら、無理なく治療を継続できるよう支援しています。

10.FAQ|夜中に目が覚める症状と睡眠時無呼吸症候群でよくある質問

夜中に何度も目が覚めるのは病気のサインですか?

夜中に何度も目が覚める場合、睡眠時無呼吸症候群や不眠症などの病気が関係している可能性があります。ただし、加齢やストレス、睡眠環境などによっても中途覚醒は起こるため、必ずしも病気とは限りません。

夜間の覚醒が続き、日中の眠気や疲労感、集中力の低下などがみられる場合は、医療機関で原因を確認することが大切です。

睡眠時無呼吸症候群になると夜中に目が覚めやすくなりますか?

睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中に呼吸が止まったり浅くなったりすることで、脳が短時間覚醒しやすくなります。これは呼吸を再開するための反応ですが、本人が目覚めたことを覚えていない場合もあります。

こうした覚醒が繰り返されると睡眠が分断され、熟睡感の低下や日中の眠気につながることがあります。いびきや呼吸停止を指摘された場合は、検査を検討しましょう。

夜中に息苦しくて目が覚めるのは睡眠時無呼吸症候群ですか?

夜中に息苦しさを感じて目が覚める場合、睡眠時無呼吸症候群が原因の一つとして考えられます。睡眠中に上気道が狭くなると呼吸が妨げられ、息苦しさや突然の覚醒につながることがあります。

ただし、心不全や喘息、胃食道逆流症などでも同様の症状が生じます。息苦しさを繰り返す場合は、医療機関を受診して原因を確認することが大切です。

強い呼吸困難や胸の痛みを伴う場合は注意が必要です。通常の外来受診を待たず、速やかに救急医療へ相談してください。

いびきをかいていなくても睡眠時無呼吸症候群の可能性はありますか?

いびきが目立たなくても、睡眠時無呼吸症候群の可能性はあります。いびきは代表的な症状の一つですが、すべての患者さんに明らかないびきがみられるわけではありません。

また、一人で寝ている場合は、いびきや呼吸停止に気づきにくいこともあります。夜間の中途覚醒や起床時の頭痛、日中の強い眠気などが続く場合は、いびきの有無だけで判断せず、医師へ相談しましょう。

夜中にトイレで何度も起きるのは睡眠時無呼吸症候群と関係がありますか?

夜間頻尿は、睡眠時無呼吸症候群と関係している場合があります。睡眠中に呼吸が妨げられると、胸の中の圧力やホルモン分泌に変化が生じ、尿量が増えることがあります。

ただし、夜間頻尿には前立腺の病気や過活動膀胱、糖尿病、心不全など、さまざまな原因があります。

夜中に何度もトイレへ起きる状態が続く場合は、ほかの症状も含めて内科や泌尿器科で相談することが大切です。

夜中に目が覚めるのはストレスや自律神経の乱れが原因ですか?

ストレスや不安は、夜中に目が覚める原因の一つです。精神的な緊張が続くと、睡眠中も覚醒しやすい状態になり、中途覚醒が増えることがあります。

ただし、「自律神経の乱れ」だけで原因を説明することはできません。睡眠時無呼吸症候群や夜間頻尿、薬の影響などが関係する場合もあります。

中途覚醒が長く続く場合や日常生活に支障がある場合は、医療機関で原因を確認しましょう。

夜中に何度も目が覚める場合は何科を受診すればいいですか?

夜中に何度も目が覚める場合は、まず内科や睡眠障害を診療する医療機関への相談が選択肢になります。

大きないびきや呼吸停止、日中の眠気がある場合は、睡眠時無呼吸症候群の検査に対応した医療機関が適しています。

症状に応じた相談先の目安

  • 中途覚醒の原因がわからない:内科・かかりつけ医
  • いびき・呼吸停止・日中の眠気がある:睡眠時無呼吸症候群の検査に対応した医療機関
  • 夜間頻尿が中心:泌尿器科
  • 鼻づまりが強い:耳鼻咽喉科

症状によって適した診療科は異なります。原因がわからない場合は、かかりつけ医に相談しましょう。

睡眠時無呼吸症候群かどうかは自宅で検査できますか?

睡眠時無呼吸症候群は、自宅で行う簡易睡眠検査によって調べられる場合があります。

専用の機器を装着し、睡眠中の呼吸や血液中の酸素の状態などを記録して、無呼吸・低呼吸の可能性を評価します。

ただし、簡易検査だけでは睡眠の状態を十分に評価できないこともあります。検査結果や症状によっては、終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)などの精密検査が必要です。

CPAP治療をすると夜中に目が覚める回数は減りますか?

睡眠時無呼吸症候群によって中途覚醒が起きている場合、CPAP治療によって夜間の覚醒が減る可能性があります。

CPAPは睡眠中に空気を送り、気道が塞がるのを防ぐことで無呼吸・低呼吸を抑える治療です。

ただし、中途覚醒の原因が不眠症や夜間頻尿などの場合、CPAPだけでは改善しないことがあります。治療を続けても何度も目が覚める場合は、使用状況やほかの原因を医師と確認しましょう。

夜中に目が覚める症状は生活習慣の改善だけで治りますか?

夜中に目が覚める症状は、生活習慣の見直しによって軽減する場合があります。就寝前の飲酒やカフェインを控え、睡眠時間を確保し、寝室環境を整えることは睡眠の質を保つうえで重要です。

ただし、睡眠時無呼吸症候群やほかの病気が原因の場合、生活習慣の改善だけでは十分でないことがあります。

中途覚醒が続く場合や、いびき・日中の眠気を伴う場合は、医療機関で相談しましょう。

・・・・・・・・・・・・・・

監修:かなまち慈優クリニック
所在地:東京都葛飾区東金町1丁目41-3 No.5ウバノビル2F
電話番号:03-3609-0133   

*監修者
かなまち慈優クリニック 
理事長 高山哲朗

*専門分野
・内科
・消化器内科
・緩和医療
・産業医学

*職歴
・慶應義塾大学病院
・東京歯科大学市川総合病院
・北里研究所病院
・埼玉社会保険病院
・わたクリニック 副院長

*資格
・医学博士
・日本内科学会 認定医
・日本内科学会 総合内科専門医
・日本消化器病学会 専門医
・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本医師会 認定産業医
・緩和ケア研修会 修了

*その他の活動
・東海大学医学部 客員准教授
・NPO法人PDN(Patient Doctors Network) 理事
・PEG・在宅医療学会 データ委員
・予測医学研究所 所長
・葛飾区 内視鏡検査読影 世話人